特に載せるデッキが無かったので、最近流行っているらしいCawBladeへの対策を考えたいと思います。
そんなの分かり切ってるよ!って人も多いと思いますが、再確認だと思って。


まず、何よりも対策として重要なのは、「石鍛冶を迅速に除去する」事だと考えます。
剣や頭蓋は手札にいると出しにくく、特に剣は単体では仕事ができないので、石鍛冶への依存度が高いです。
石鍛冶のサーチ&プレイ能力があるから成り立っているデッキなので、その中核をいかに確実につぶせるかが1つの大きな分岐点になります。
逆に石鍛冶を放置してしまった場合、最悪一方的に殴られるだけの簡単な試合になってしまう事もあるので、超注意です。

幸い、石鍛冶はタフネス2の貧弱な生物。
除去する軽い手段だけでも《四肢切断》《稲妻》《噴出の稲妻》《焼尽の猛火》などがあり、それらを標準搭載できる赤単は確実にCawBladeに有利です。
現在はCawBladeの石鍛冶を嫌ってか、緑白アグロやコントロールでも《四肢切断》を入れているリストを良く見かけますね。


次に対策として挙げられるのはアーティファクト破壊です。
CawBladeには基本的に装備品が3~4枚ほどしか入っていないので、アーティファクト破壊は良く刺さります。
《躁の蛮人》《自然の要求》《神への捧げ物》あたりが有力候補でしょうか。
特に《神への捧げ物》は同系対決でよく見かけます。アーティファクトを使うデッキが多く刺さりやすいので安定したチョイスです。

逆にCawBlade側は、《太陽のタイタン》で割られた剣を回収したり、アーティファクト破壊を打ち消す事を狙います。
ただアーティファクト破壊を積むだけでは無く、壊すタイミングは慎重に見極める必要がありますね。


最後に挙げられるのはPW対策です。CawBladeが細い攻め手で後半まで戦えている理由は《精神を刻む者、ジェイス》の存在にあります。
名実ともに最強のPWである《精神を刻む者、ジェイス》ですが、よく見ると弱点は多いです。
《内にいる獣》のように直接PWが壊せるカードはもちろん、忠誠度の低さから《稲妻》も射程圏内です。
またバウンスがあるとはいえ数には対処できないので、先にクリーチャーを並べておくのも有効です。

しかし、CawBladeにはこれらの対策をものともしないPWも入っています。ご存じ《ギデオン・ジュラ》です。
こやつはクリーチャー戦に強く、忠誠度が高く、放置すると剣を持って殴りかかってくるとても厄介なPWです。
現在、《ギデオン・ジュラ》に対する明確な回答は見つかっていないと、私は考えます。
強いて言えば、その重さから《マナ漏出》に弱いのと、白絡みのデッキが対消滅を狙える事くらいでしょうか。
どちらも《ギデオン・ジュラ》を封殺できる決定的な解答になっていないので、今後の研究待ちです。


さて、つらつらと分かり切っているCawBlade対策を挙げましたが、結果的にCawBladeに安定して勝つなら赤単をやるのが一番でしょう。
石鍛冶を安定して除去し、アーティファクト破壊が積め、PWに強い。全部入りです。
事実、各地の日本選手権ではCawBladeに迫る勢いで赤単が活躍しています。
とはいえ赤単は緑白アグロが厳しく、緑白アグロはCawBladeとどっこいでヴァラクートに弱いです。
なので、今のメタゲームはだいたいこんな感じな筈。

Tier1:CawBlade
Tier2:赤単(バーン&ゴブリン)、緑白アグロ、ヴァラクート
Tier3:RGU系、DarkBlade、テゼレッター


という事でごらく流CawBlade考察でした。


PS:
電波を受信しました。《戦争と平和の剣》を2枚ほど募集します。
こちらは《解放された者、カーン》やら《ミラディンの十字軍》やら出ます。
トレードしてくれる方はコメントで!
日本選手権の帰り、同じ赤単ゴブリンで出た友人Mとの会話中に電波を受信しました。

ごらく:負け散らかしたし、俺、帰ったらゴブリン崩すんだ。
友人M:えぇ~崩しちゃうんですか?
ごらく:だってツンツンなんだよ、ゴブリン達が全員。

友人M:なんかゴブリンに入る良いカードないですかね。
ごらく:4マナ域が欲しいなぁ。《オキシド峠の英雄》のタフネスの低さが辛い。
友人M:居るじゃないですか。4マナ4/4の飛行が。
ごらく:居たっけ?
友人M:《溶鉄鋼のドラゴン》
ごらく:そんなの居たね。でも微妙……
友人M:じゃあ他に何かある?

ごらく:……《とどろくタナドン》? いや無いな。

友人M:あれ?《稲妻》で焼かれない。
ごらく:《天界の粛清》も効かない。《戦隊の鷹》のチャンプも効かない。
友人M:プロテクション赤も効かない!
ごらく:……もしかして、アリ?
友人M:《とどろくタナドン》来たのか!?
ごらく:いや無い無い。


という事で、ちょっと検証してみた。


◆《オキシド峠の英雄》の場合
▼利点
・速攻で奇襲。
・喊声で打点アップ。
・《戦隊の鷹》や《草茂る胸壁》のブロック無視。
▼欠点
・タフネス低い。《稲妻》どころか《噴出の稲妻》で落ちる。
・パワー2以上のブロッカーに弱い。《コーの火歩き》《ヴァルショクの難民》の前に無力。
・《天界の粛清》に弱い。
・《転倒の磁石》に弱い。


◆《溶鉄鋼のドラゴン》の場合
▼利点
・φマナ火吹きで大幅な打点アップ。
・飛行で地上ブロッカー無視。
・《稲妻》で焼かれない。
・《喉首狙い》効かない。

▼欠点
・速攻性が無い
・出すのにライフ失う。赤相手には厳しいか。
・《戦隊の鷹》のチャンプに弱い。
・《天界の粛清》に弱い。
・《精神を刻む者、ジェイス》のバウンスに弱い。
・アーティファクト破壊が効く。(メインで見せなければ、きっとサイドアウトしてくれる)


◆《とどろくタナドン》の場合
▼利点
・トランプルによりチャンプブロックが効かない。
・《瞬間凍結》以外の赤対策に対して耐性。
・《喉首狙い》効かない。
・《稲妻》で焼かれない。
・素のパワーが5。
・誰も予想しない(重要)

▼欠点
・速攻性が無い
・出すのにライフ失う。赤相手には厳しいか。
・《精神を刻む者、ジェイス》のバウンスに弱い。
・アーティファクト破壊が効く。(メインで見せなければ、きっとサイドアウトしてくれる)


こう見ると《とどろくタナドン》はかなりアリな気がする。速攻無いのは果てしなく厳しいけど。
実はあと1マナで《隠れしウラブラスク》に届くのはご愛嬌。4マナと5マナの差は大きい。
問題は、挑戦する勇気が皆無ってところか。

誰か、試して!
特にネタがないので、日本選手権予選板橋のカバレッジから、気になるデッキを紹介。

まずは赤い《憎悪/Hatred》こと赤単《焼身の魂喰い》。

夏目 拓哉 日本選手権2011予選・東京1次 / 5位
◆メインボード
▽クリーチャー
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4 《焼身の魂喰い/Immolating Souleater》
4 《窯の悪鬼/Kiln Fiend》
2 《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
▽スペル
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
4 《焼尽の猛火/Searing Blaze》
3 《投げ飛ばし/Fling》
4 《よろめきショック/Staggershock》
3 《槌のコス/Koth of the Hammer》
▽土地
12 《山/Mountain》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《乾燥台地/Arid Mesa》
4 《ぐらつく峰/Teetering Peaks》

◆サイドボード
4 《呪文滑り/Spellskite》
3 《四肢切断/Dismember》
4 《躁の蛮人/Manic Vandal》
3 《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
1 《槌のコス/Koth of the Hammer》

とても殺意に満ちたデッキですね。同じ赤単使いとして、憧れの構成です。
火力でブロッカーを焼き払い、高攻撃力生物の攻撃を通すのが基本的な動きのようです。
このデッキでは必殺技の《投げ飛ばし》がとても良い動きをします。高攻撃力生物を投げるのはもちろん、《殴打頭蓋》にブロックされた生物を投げてライフゲインを防ぐなんていう動きも可能です。
このデッキ、私ならメインの《ファイレクシアの変形者》を抜いて生物を足します。候補は《カルガの竜王》かサイドの《躁の蛮人》でしょうか。
公式記事でも取り上げられていたので、今後使用数が増えそうです。ただしメタられ易いデッキなので、Tier1には届かず、というところでしょうか。


お次はリストの中でも異彩を放つ、ナヤ同盟者。

島 彰浩 日本選手権2011予選・東京1次 / 6位
◆メインボード
▽クリーチャー
4 《ハーダの自由刃/Hada Freeblade》
4 《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger》
4 《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist》
4 《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》
4 《カビーラの福音者/Kabira Evangel》
3 《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
3 《城壁の聖騎士/Talus Paladin》
▽スペル
4 《稲妻/Lightning Bolt》
2 《無傷の発現/Emerge Unscathed》
4 《テゼレットの計略/Tezzeret’s Gambit》
▽土地
6 《平地/Plains》
1 《山/Mountain》
4 《乾燥台地/Arid Mesa》
4 《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
4 《銅線の地溝/Copperline Gorge》
3 《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
2 《根縛りの岩山/Rootbound Crag》

◆サイドボード
2 《二股の稲妻/Forked Bolt》
4 《コーの火歩き/Kor Firewalker》
3 《帰化/Naturalize》
3 《焼却/Combust》
3 《安全な道/Safe Passage》

《テゼレットの計略》で同盟者の強化と息切れ防止を同時に行えるようにした同盟者ビートです。
《暴走の先導》と違い、唱えてすぐさま増強できる即効性が強みでしょうか。
ただ、私はNPH後のこのデッキが強いというよりは、ビート対策が減ってきた合間を縫う事で、地力の高い同盟者ビートが活躍できたのではと考えます。
今後、緑白アグロや上記の赤単などが活躍し始めると、あおりを食って厳しくなりそうです。


最後は私も多くは語れそうにない面白そうな動きをするデッキ、白黒t青Blade。

中本 昂佑 日本選手権2011予選・東京1次 / 20位
◆メインボード
▽クリーチャー
4 《戦隊の鷹/Squadron Hawk》
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
3 《刃の接合者/Blade Splicer》
3 《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
4 《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》
▽スペル
4 《蔑み/Despise》
3 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
1 《強迫/Duress》
1 《見栄え損ない/Disfigure》
2 《喉首狙い/Go for the Throat》
1 《マナ漏出/Mana Leak》
1 《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine》
1 《四肢切断/Dismember》
2 《審判の日/Day of Judgment》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》
▽土地
7 《平地/Plains》
5 《沼/Swamp》
4 《湿地の干潟/Marsh Flats》
3 《闇滑りの岸/Darkslick Shores》
3 《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
2 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
1 《金属海の沿岸/Seachrome Coast》

◆サイドボード
1 《外科的摘出/Surgical Extraction》
1 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
3 《呪文滑り/Spellskite》
2 《マナ漏出/Mana Leak》
1 《天界の粛清/Celestial Purge》
1 《喉首狙い/Go for the Throat》
1 《存在の破棄/Revoke Existence》
1 《神への捧げ物/Divine Offering》
2 《精神腐敗/Mind Rot》
1 《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
1 《骨溜め/Bonehoard》

正直、リストを見ただけでは動きが良く分かりませんw
とりあえず気づくのは、DarkBladeに比べて黒が濃く、メインからハンデスが8枚搭載。
他のリストでは見ない《刃の接合者》と《吸血鬼の夜鷲》の採用。そしてフィニッシャーらしき《刃砦の英雄》。
1枚差しが多くてデッキが読みにくく、青絡みのコントロールながら《精神を刻む者、ジェイス》は無し。
何がなんだか、全く分かりませんw。
しかし結果はしっかり残っている訳で、決して弱いデッキでは無いハズです。
とりあえず現環境はハンデスが強いので、このメイン8枚差しは黒を絡めるデッキでは参考になると思います。


という事で長々と語ってみました。実は語り部分はそんなに長くないという話もありますが。

さて、そろそろお仕事に戻ろう。
板橋のNPHプレリリースパーティに参加してきました。
もちろん、午前の部から午後の部までぶっ通しです。
流石に4回戦×2の休憩無しは疲れてクタクタです。


午前の部は《エルズペス・ティレル》+《生命の終焉》+《屍賊の死のマント》というボム3連星で固めた白黒除去コントロール。
《皮裂き》や《転倒の磁石》を《微光角の鹿》するギミックや、確実にアドバンテージが取れる《倒れし者の記憶》まで積んだ、チート臭いデッキに仕上がりました。

ちなみに午前の成績は3連勝からの1敗で3-1。最後の3-0卓はボムばっかりで、私もあと1パンチで勝てる状況から《解放された者、カーン》で逆転されました。


午後の部は午前に比べて引きが悪く、点数の高いレアは《大修道士、エリシュ・ノーン》だけ。あとは赤と黒に少しの除去があるだけ。
しかしここで接合者が4枚+《大軍の功績》がある事に気づき、先手を取る緑白t青ビートを組んでみる事に。
除去が《正義の施行》と《存在の破棄》しかない怪しい構成でしたが、接合者たちが思ったより強く、辛くも3-1する事ができました。


という事で本日の戦績は6-2。勝利でパック+お題達成でパックで、合計7パックを入手。
良いレアは何も引かなかったものの、パックを向いた数は大満足の結果になりました。

一応、明日のプレリのために軽く雑感を書いておこうと思います。


◆SOM+MBS環境よりもさらに低速
NPHには優秀な軽量装備品や低コストクロッカーが少ないので、ウィニータイプのデッキはかなり組みにくいです。
また感染生物は増えていますがSOMで恩恵の多い黒や緑の感染生物がNPHでは軒並み重いため、感染ビートも組みにくいです。
結果、かなりの低速環境となっているので、高マナ生物の良と質が勝敗を分けている印象が強いです。

◆《生命の終焉》はヤヴァイ
《生命の終焉》はリミテッドではエンドカードです。デッキに15枚のクリーチャーが入っているとして、場のクリーチャー3体とデッキの生物3枚を落とせば2/5を1枚のカードで葬っているというぶっ壊れカードです。
警戒して被害が0になるわけではありませんが、相手が黒かったら心の準備をしてください。

◆金属術は達成しやすい
アーティファクト生物や接合者が多いエキスパンションなので、割と簡単に金属術を達成する事が出来ます。
自身がアーティファクトである《金属の駿馬》や《錆びた秘宝》などは優秀なクロッカーになれる可能性が高いです。

◆タフネス1の生物に人権が無い
優秀な除去内臓生物である《髄掘り》が、ファイレクシアマナのおかげでどのデッキにも入ってきます。しかもコモンなので遭遇率はかなり高いです。
なのでタフネス1の生物は餌食になりやすく、ブロッカーとして立たせた《荒廃のマンバ》などが何の仕事もせずにサクッと死にます。
前述の通り遅めの環境なので、低マナでタフネス1の生物よりも3,4マナのタフネス2以上の生物を優先したほうが良さそうです。

◆タリスマンは入れない理由が無い
《清純のタリスマン》は尋常じゃないライフを与えてくれます。それこそ、3ターン目に出したら10点回復など容易いです。
見かけたら、必ずデッキに入れましょう。
ちなみに、回復し忘れには注意しましょう。この回復効果は「強制」です。



こんなところでしょうか。全勝は出来ませんでしたが、MOのドラフトで鍛えたリミテッド脳は確実に進化をしているようです。
他にもNPHのリミテッドで気づいた事があったら教えてくださいな!
NPHのフルスポイラーが公開されましたね。非公式ですが。
とはいえ少し早いくらいのタイミングなので、きっと確定情報でしょう。

気になったカードが大量にあったので軽く考察を。

《Karn Liberated》
ついにカーンさんがPWに。流出していた情報と同じですね。
書いてある事は重い割にはちょっと地味。出して+4使えばアドバンテージを取って死ににくいか。
相手のPWを簡単に除去できるので敵勢を削いだ返しに出せば有利が固まるか。

《Dispatch》
金属術版の《剣を鍬に》。白系の金属術デッキが作れるか。
どちらかというとレガシーの神話で使われるものか。

《Puresteel Paladin》
装備版のエンチャントレス。つまりイクイップレス。
《Dispatch》と合わせて白単金属術ビートを組むと強そう。
あ、もちろんお供は《石鍛冶の神秘家》で。

《Remember the Fallen》
墓地からクリーチャーとアーティファクトを戻せる。
色拘束が《病的な略取》より緩く、リミテではピック優先度が高くなりそう。

《Corrupted Resolve》
相手に毒が載っていれば確定カウンター。
とはいえ毒が載っていないと紙なので入れても2枚か……?

《Mental Misstep》
1マナ確定カウンター。レガシーでどうぞ。

《Viral Drake》
1/4飛行感染。4マナでいつでも増殖。
他にパワーカード多いですが、リミテでは初手級じゃないでしょうか。

《Caress of Phyrexia》
対象のプレイヤーに3ドロー、3点ライフルーズ、3毒をプレゼント。
黒単感染コントロールで使ってみたい1枚。

《Despise》
クリーチャーとプレインズウォーカーを落とす1マナハンデス。
対ヴァラクートで《原始のタイタン》を落とせるのが大きい。ただしマナ加速スペルは落とせない。

《Evil Presence》 エンチャントされている土地を沼にする。以上。
えっ?

《Geth’s Verdict》
マナ拘束が厳しくなった《悪魔の布告》。インスタントってところに夢を感じる。
知り合いの黒コン使いがとても喜びそう。

《Grim Affliction》
-1/-1カウンターを置きつつ増殖。インスタント。
あと1マナ軽かったら凶悪スペルだったのでは。ちょっと構築では厳しそう。

《Phyrexian Obliterator》
4マナ5/5でダメージ受けたら相手にパーマネントを生け贄に捧げさせる。暴走して無い《ファイレクシアの抹殺者》。
2ターン目に《太陽の宝球》から3ターン目降臨。そして《精神を刻む者、ジェイス》にバウンスされて乙。
でも書いてある事は強い。新たなる黒コンのフィニッシャー誕生か。

《Geosurge》
4マナから赤赤赤赤赤赤赤を出すソーサリー。
4ターン目に《槌のコス》とカーンを出せという事ですね。分かります。

《Beast Within》
3マナ、インスタント、対象のパーマネント破壊、そのコントローラーに3/3ビーストをプレゼント。
《砂漠の竜巻》に3/3トークンのプレゼントが付いたからって……3マナのインスタントはやりすぎです。

《Glistener Elf》
1マナ1/1の感染エルフ。Pauperの緑単感染が始まった。
こいつが手札にあるだけで2ターンKILLの確立がハンパない!

《Triumph of the Hordes》
+1/+1と感染を与える4マナの《踏み荒らし》。
すでにエルフに入れることが確定しています。

《Vorinclex, Voice of Hunger》
緑に法務官。自分のマナが倍になり、相手の土地はマナを出すたびに次ターンでアンタップできなくなる。
返しのターンで除去できないと大変だが……割と簡単に処理できそうだから微妙か。

《Batterskull》
5マナ生体兵器。+4/+4と警戒と絆魂。3マナで手札に戻る。
また《石鍛冶の神秘家》の値段が高くなるのか……そろそろ《原始のタイタン》を超えるんではなかろうか。

《Darksteel Relic》
0マナアーティファクト。破壊されない。
えっ?

《Hex Parasite》
1マナ生物。Xマナかけてパーマネントからカウンターを取り除く。
対プレインズウォーカー戦の切り札になりえるか……?

《Shrine of Burning Rage》
5色のShrineシリーズで最も使えそうな1枚。赤単が《コーの火歩き》を倒せるように。
赤呪文を唱えるかアップキープにカウンターが増えるので、バーン型のデッキに最適。

《Sword of War and Peace》
赤白剣は明かされてみればダメージ&ライフゲインでした。
ダメージレースにハンパじゃない差が付くので普通に強そう。特にダメージが。
中速ボロスがとても強くなりそうな予感。

という事で簡単に考察してみました。
とりあえず、崩してしまったエルフのパーツを集めて感染エルフを作ってみます。
3/8に赤単ゴブリンスライで3-0出来たわけですが、私はメタゲームもソリューションも考えずに手に馴染むチューンで赤単を使用しました。

実はこの選択が環境に対して良い選択しな気がしたので、簡単に考察を。


まず、環境には《コーの火歩き》が激減しました。
というのも、去年の赤単フィーバーから時が経ち、赤を使うデッキがヴァラクートかボロス、吸血鬼、カルドーサレッドしか居ないからかと。
ヴァラクートと吸血鬼には《コーの火歩き》が効かず、最近のボロスは《石鍛冶の神秘家》と《戦隊の鷹》と装備品を押し出し、《板金鎧の土百足》を採用していないリストも見かけるほどになりましたね。

しかし、赤単には優秀なカードが大量に残っています。
ゴブリン達は近年稀に見る高性能ですし、《カルガの竜王》や《槌のコス》などのただただ強いカードもあります。
そして赤の火力はCawBladeへの明確な解答になる事がそこらで語られ、対ヴァラクートでも速度で負けません。
もちろん、《コーの火歩き》で簡単に負けるデッキなのでtier1は厳しいですが、逆にその「流行りすぎない」という点が武器になり、大会では交通事故のごとく相手プレイヤーを突然死させられるでしょう。

という事で、改めて昨日挙げたデッキを調整したリストです。

◆メインボード
▽クリーチャー
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4 《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder》
4 《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
4 《ゴブリンの戦煽り/Goblin Wardriver》
4 《巣穴の煽動者/Warren Instigator》
4 《ゴブリンの酋長》
3 《オキシド峠の英雄/Hero of Oxid Ridge》
▽スペル
4 《稲妻/Lightning Bolt》
2 《噴出の稲妻/Burst Lightning》
1 《壊滅的な召喚/Devastating Summons》
4 《電弧の痕跡/Arc Trail》
▽土地
4 《ぐらつく峰/Teetering Peaks》
2 《激戦の戦域/Contested War Zone》
16 《山/Mountain》

◆サイドボード
4 《焼尽の猛火/Searing Blaze》
4 《トンネルのイグナス/Tunnel Ignus》
3 《反逆の印/Mark of Mutiny》
3 《探検家タクタク/Tuktuk the Explorer》
1 《処罰の力線/Leyline of Punishment》

このデッキのポイントとなるカードをちょこっと解説↓↓

◆メインボード

《トゲ撃ちの古老》
喊声と《ぐらつく峰》のパンプをとても効率よく使えるカード。《戦隊の鷹》を落とす狩人。
戦闘時、喊声が解決してから相手のブロッカーを焼くこともしばしば。
このデッキは速攻持ちを手札に温存して全体除去の返しにしたいタイミングが多いため、手札を使わずにダメージを伸ばせるのがとても美味しいです。

《電弧の痕跡》
ソリューションを意識せず、と前述しましたが、ちょっと嘘でした。
意識したポイントは《電弧の痕跡》のメイン4枚採用。今のコントロールは《戦隊の鷹》が居るので対象に困らず、緑白アグロや吸血鬼、ボロスにも効く環境に合ったカードですね。

《オキシド峠の英雄》
壁や《戦隊の鷹》の突破、全体除去への返しで強いカード。
ただしタフネス2。次のターンまでにほぼ除去られるので、ソーサリーとして使う感じです。

《ゴブリンの戦煽り》&《ゴブリンの酋長》
さながら8ロード体制。《ゴブリンの戦煽り》はカルドーサレッドでは重く感じましたが、このデッキでは《ゴブリンの酋長》と《巣穴の煽動者》により重さが気にならなくなりました。

◆サイドボード

《探検家タクタク》
《凶運の彫像》を抜いて入れた枠。《凶運の彫像》は《戦隊の鷹》が入ったコントロールには弱く、《墓所のタイタン》が減ったとはいえサイドインの機会がほぼなくなったので《探検家タクタク》にしました。
一応、《探検家タクタク》は《ファイレクシアの十字軍》への回答にもなります。

《焼尽の猛火》
後攻で使う除去です。《電弧の痕跡》では焼けない剣装備の《戦隊の鷹》や《極楽鳥》を焼くことができます。
2ターン目の《石鍛冶の神秘家》や《獣相のシャーマン》を焼くことが多く、小型生物の多い現環境だから映えるカードだと思います。

《トンネルのイグナス》
ヴァラクートなどのランプ対策。ボロス相手にも後攻では入れます。
除去られるとはいえ、やはり打点付きで相手を縛れるのは強いです。

《反逆の印》
ヴァラクートと《悪斬の天使》&《ワームとぐろエンジン》対策。特に《悪斬の天使》は剣付きの《戦隊の鷹》対策に増えているので、必須パーツです。


あとは良く使われるパーツなので説明は割愛します。
昨日のリストでは《壊滅的な召喚》が3枚でしたが、2枚以上引くと弱いため1枚に減らし自序盤も終盤も使える《噴出の稲妻》を追加しました。


長々と語りましたが、調整後のこのデッキはまだ大会に参加させていないので、ここに書いた理論も机上の空論で終わってしまうかもしれません。
今週の土曜日、このデッキで大会に出ると思われるので、そのレポートを楽しみにしていてください。(別のデッキで出て、このデッキはフリーで使うだけかもしれませんが)
昨日見つけた、ゴブリンクライに相性の良いカード。
一晩経ったら、流石にあれは言い過ぎたと反省しました。

という事で、現在のゴブリンクライのレシピはこちら。


◆メインボード
▽クリーチャー
4 《メムナイト/Memnite》
4 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4 《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
4 《信号の邪魔者/Signal Pest》
4 《走り回るトカゲ/Skitter of Lizards》
▽スペル
4 《オパールのモックス/Mox Opal》
4 《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
4 《壊滅的な召喚/Devastating Summons》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
2 《キマイラ的大群/Chimeric Mass》
▽土地
4 《激戦の戦域/Contested War Zone》
14 《山/Mountain》


サイドボードは調整中です。

《走り回るトカゲ》。速攻持ちで、キッカーしなければ《怒り狂うゴブリン》。
《信号の邪魔者》が出ていれば速攻の意味が強くなり、後半に引いてきても2/2速攻で殴れる。
とにかく4ターン目までのダメージが大事なデッキなので、確かにダメージの貢献率はハンパないです。

でも……所詮トカゲはトカゲです。
1/1の速攻では奇襲性が低く、隣に居る《ゴブリンの先達》の劣化でしかない印象はぬぐえません。
ただ、1ターン目に《信号の邪魔者》+0マナ生物でスタートし、2ターン目に2体の速攻持ちを出して殴ると宇宙が見えます。


冷静に考えれば、《皮剥ぎの鞘》や《トゲ撃ちの古老》のポジションなんだろうな……
ゴブリンクライと非常に相性の良いカードを見つけました。
傷跡発売時の環境どころか、発売されてから1回も注目されていないであろうカードです。
包囲戦が出たおかげで、ちょっと強く感じるようになった程度ですが、いい感じに噛み合っています。

明日にはレシピを公開しようと思います。

乞うご期待!
今日は予告通り、ゴブリンクライのサイドボードのお話しです。
まだメタゲームが固まっていないので「これだ!」というプランはありませんが、メタに上がってきそうなデッキを見据えてサイド候補を出していきましょう。


候補1:《危険なマイア/Perilous Myr》
流行りそうな《ファイレクシアの十字軍》と《コーの火歩き》を焼ける。《カルドーサの再誕》のエサとしても上質。
そしてミラーマッチやウイニーに対する後攻での選択肢として、汎用性は高そうです。
2マナとはいえ、《激戦の戦域》の無色マナでも出せるのがポイント。

候補2:《電弧の痕跡/Arc Trail》or《二股の稲妻/Forked Bolt》
対生物決戦兵器。アドが取れて本体も焼ける素晴らしい火力。
とはいえ、ゴブナイトが焼きたいタフネス2の生物は少ない気がします。
となると、同型に強く軽い《二股の稲妻》が優先されるのではないでしょうか。

候補3:《凶運の彫像/Jinxed Idol》
対コントロール用。全体除去を受ける前の生物を生け贄に、親愛なる相手へ寄贈します。
PWCでも青黒コン相手に良い働きをしてくれました。ただし序盤に張れないと腐る可能性が高い。

候補4:《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder》or《ゴブリンの付け火屋》
優良な1マナ生物。共にタフネス1の多い同型やボロス用に。
《トゲ撃ちの古老》はPWCでメイン採用し、喊声で上がったパワーでトゲ撃ちするプレイングを見せてくれました。《皮剥ぎの鞘》とも相性○。
ただし《トゲ撃ちの古老》の起動は重いため、マナのかからない《ゴブリンの付け火屋》も、もちろんあり。

候補5:《槌のコス/Koth of the Hammer》
対コントロール用の負けない選択肢として。ただし4マナは凄く重い。
このデッキ相手だとカウンターを減らすサイドボーディングが良くあるため、サラっと通りそう。

候補6:《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff》
対赤系デッキへ。パワーの底上げが馬鹿にならず、ライフゲインも小粒が並ぶこのデッキと相性が良い。
ただし2枚目は引きたくないため、採用するにしても1~2枚。

候補7:《圧壊/Crush》or《粉砕/Shatter》
アーティファクトなデッキが流行ったら採用の価値あり。特に《ボーラスの工作員、テゼレット》を上手く使うデッキがメタに上がる可能性が高いか。
前者は生物を壊せないが1マナ。後者は生物が壊せて2マナ。
今、茶生物に怖いものが居ないため、1マナで装備品も壊せる《圧壊》が有利か。

候補8:《トンネルのイグナス/Tunnel Ignus》
対ボロス、対ヴァラクートへ。真っ先に焼かれるための生物。
焼かれなければ相手の足が止まると思えば強く感じるが、実際にはこちらの足を遅くする可能性が高いため採用優先度は低め。

候補8:《反逆の印/Mark of Mutiny》
候補として書きましたが、全く入れる気が無いカード。
ヴァラクート相手には警戒され、対コントロールでは効く相手が居ない。
《刃砦の英雄》などが流行れば、投入の可能性も出てきますが、それでも3マナが重い。


番外:《焼尽の猛火/Searing Blaze》or《不純の焼き払い/Burn the Impure》
プレイヤーにもダメージが飛ぶ除去。採用は難しいが早期に決着をつけたいデッキとの相性の良さが際立つ。
《焼尽の猛火》は赤マナダブルシンボルと上陸が厳しく、《不純の焼き払い》は感染くらいにしかサイドインできない。
とはいえメタゲーム次第では採用できる2枚なので、頭の片隅にでも。



とりあえずは、こんなところでしょうか。
他にも楽しいサイドはあるかもしれませんが、恐らく今後しばらくのゴブリンクライはこれらの中で調整していく事になるかと思います。
あ、《槌のコス》は持ってないから選択肢から除外でw


今週は、可能であれば五竜杯に出ようと思っています。ダメだったら池袋アメ杯。
恐らく前回の大会以上にメタがカオスなので、どんなデッキが出てくるかとても楽しみです。
今度はゴブリンクライへの対策のお話し。
白単(+緑)アーマーやボロスなど、今までスタンダードでトーナメントレベルだったウィニーと違い、ゴブリンクライは単体除去に強く、並みの除去ではブンブンを崩せないという利点があります。
ゴブリンクライに対抗する場合、必要なのは軽量な全体除去。可能ならば2マナ、重くて3マナ、4マナ以降は論外となります。

という事で、ゴブリンクライに刺さりそうなカードを色別に見ていきましょう。

◆白/White
《窒息の噴煙/Choking Fumes》
 ⇒3マナ全体除去。ボロスにも効くがアーマーには効きにくい。
《孤独な宣教師/Lone Missionary》
 ⇒ほぼゴブリンクライをピンポイント。ブロッカーを用意しつつ回復するので4マナ5マナが間に合う。


◆青/Blue
《鋼の妨害/Steel Sabotage》
 ⇒ゴブリンクライ&アーマーに。狙うのは《信号の邪魔者》。これでも全然厳しいがこれしかない。


◆黒/Black
《湿地での被災/Marsh Casualties》
 ⇒ゴブリンクライへピンポイントだがとても効く。使う側に被害が無いので吸血鬼や毒ウイニーでも入る。怖っ!
《見栄え損ない/Disfigure》《悪性の傷/Virulent Wound》
 ⇒軽量除去。単体除去だが1マナなので、ターンを稼ぐだけなら採用の価値あり。特に前者は効く範囲が広い。
《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
 ⇒X=1が先攻なら間に合う。ビートダウン全般に刺さり《最後のトロール、スラーン》を置物にできるのでサイド用としては高得点。


◆赤/Red
《二股の稲妻/Forked Bolt》《電弧の痕跡/Arc Trail》
 ⇒アドバンテージ除去。前者はピンポイント。後者はボロスやアーマー、エルフドラージにも。
《紅蓮地獄/Pyroclasm》《金屑の嵐/Slagstorm》
 ⇒ビート全般に刺さる万能全体火力。《金屑の嵐》は遅いが、《コーの空漁師》や剣の付いた《戦隊の鷹》を焼ける。PWも焼ける。でもやっぱり遅い。


◆緑/Green
無し! あるとすれば《濃霧》くらいか。
ビートを悩ませる《強情なベイロス》では遅いので、緑単色ではかなり辛い。
《草茂る胸壁》⇒《強情なベイロス》で何とかって感じでしょうか。


◆アーティファクト/Artifact
《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
 ⇒対ゴブリンクライ最終兵器。X=0でアドバンテージがジャラジャラ稼げる。他のビートや青白昇天にも効くので、今後のサイドの筆頭株になりそう。
《屍百足/Necropede》
 ⇒アドバンテージを取れるブロッカー。焼かれても能力は誘発するのでゴブリンクライ側からしたら憎たらしい壁。



こんなところでしょうか。上記に加えて《ファイレクシアの十字軍》が居る黒が、ゴブリンクライに対して最も有利になりそうです。
また↑にも書きましたが《漸増爆弾》がサイドの確定枠になりそうな気がしますので、ゴブリンクライ側も2戦目以降はそれを警戒したプレイングが必要なのではないでしょうか。

最近、寝ても覚めてもゴブリンクライの事ばかり考えてます。これが恋ってやつですか。
明日はゴブリンクライのサイド候補についてお話ししようと思います。
ひとまず、調整中のレシピを晒します。

◆メインボード
▽クリーチャー
4 《メムナイト/Memnite》
4 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4 《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》
4 《信号の邪魔者/Signal Pest》
4 《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist》
2 《ゴブリンの戦煽り/Goblin Wardriver》
▽スペル
4 《オパールのモックス/Mox Opal》
2 《キマイラ的大群/Chimeric Mass》
4 《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
2 《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》
2 《壊滅的な召喚/Devastating Summons》
▽土地
2 《激戦の戦域/Contested War Zone》
14 《山/Mountain》


調整された内容は《ゴブリンの戦煽り》、《激戦の戦域》、土地の枚数調整と、《ゴブリンの付け火屋》、《キマイラ的大群》の投入になります。
前回の大会で思ったよりも同型が多かったため、《トゲ撃ちの古老》は《ゴブリンの付け火屋》に変更しました。
また、信用していなかった《キマイラ的大群》を投入し、テスト中です。《オパールのモックス》と噛み合わない事もありますが、2/2や3/3でソーサリー除去が効かないのは割と良さげ。
《ゴブリンの戦煽り》は2枚目を引いても出すタイミングが無い事が多かったため2枚に減らしました。このデッキで赤赤の2マナは重い!


問題は土地の枚数。《ゴブリンの奇襲隊》と《ゴブリンの戦煽り》の赤赤を確保するため、《激戦の戦域》を2枚削って16枚。《オパールのモックス》を含めて20枚。
このデッキは2ターン目までに2マナあれば回るので、期待値ギリギリまで削ってしまいました。
実際、スパーリングしてみると分かりますが、3ターン目以降は「土地を引きたい!」という瞬間はほとんど無く、この土地枚数で無理やり回すのが最終的に正解であると思えます。
とはいえ、サイドに《危険なマイア》や《電弧の痕跡》を採用するとなると土地不足が感じられるので、土地18枚+《オパールのモックス》4枚の形がベターっぽいのも事実。
要調整項目です。

今のところ、他に入る候補は《トゲ撃ちの古老》や追加の《ゴブリンの戦煽り》《キマイラ的大群》《壊滅的な召喚》に《激戦の戦域》。少し遅くして安定性を求めるなら《燃えさし運び》や《ゴブリンの酋長》、《反逆の印》もありですね。

でも私は今の尖り具合が大好きで、今後も3マナ以降は使用しないと思います!
気付いたら終わっていましたね。世界選手権。
仕事で行けなかったのがとても悔しいです。

http://blogs.yahoo.co.jp/poorcat12/53032167.html

↑の記事から、世界選手権におけるtier1は、

①ヴァラクート
②青白コントロール
③青黒コントロール
④吸血鬼

となっています。
この分布をみる限り、ハンデスや《記憶殺し》でヴァラクートと青白に有利である青黒コントロールが本戦を制したのは納得の結果といえます。


ここから、今後のメタゲームの流れを予想したいと思います。
まず考えられるのは以下の3点。

①黒系デッキの増加
吸血鬼ビートや青黒コンに代表される黒系のデッキが増えると予想します。
というのも、《破滅の刃》を無効化できるビートやハンデスを積んだコントロールは、
除去が少なくハンデスに弱いデッキが多い現環境では、安定して戦えるからです。
ミラディン包囲網で有能な黒い騎士が増えることも確定しているため、
この予想は間違いないかと。

②クエストアーマー減少
世界選手権ではtier2でありながら、Finalsで優勝を果たしたクエストアーマーですが、
上記のように黒系のデッキが増えた場合、《見栄え損ない》や《破滅の刃》に弱い側面から、存続が厳しくなってくると思われます。
逆に《復讐蔦》が強い環境になると、緑白アーマーが台頭する可能性があります。

③ボロス減退、エルフ再評価
ボロスは単体除去に弱く、エルフは全体除去に弱いという特性があります。
黒が台頭すると除去が単体系にシフトするため、横に並べるエルフにチャンスが生まれるのではないでしょうか。
特に《野生語りのガラク》《ニッサ・レヴェイン》は共に黒系デッキに強く、それらを採用した中速エルフが出てくるかもしれません。



考えとして抜けていそうな点があったら指摘してもらえると助かります。
ちなみに青白コントロールについてはあえて触れませんでした。
キブラーによる《ギデオン・ジュラ》の再評価、《光輝王の昇天》の人気高騰があるため減少はしないと思いますが、
本当に黒系デッキが台頭した場合、ハンデスに弱い側面がどうしてもウィークポイントになりがちです。
《光輝王の昇天》と各プレインズウォーカーを大量に積んだ新生PWコントロールはあるかもしれません。


これだけ語ってると大会に出たくなってくる……でも今は仕事中(ぇ
明日も仕事だから大会に出れない……

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