【EDH】期待値と確率でデッキを組む(統率者編)
2019年1月26日 考察
ラヴニカの献身発売! ごらくです。
今回もスタンダードはもちろん、モダンやレガシー、EDHに影響があるカードがあり、今後の環境が楽しみです。
さて、今日は統率者戦(EDH)における、デッキ構築での確率計算のお話を。
まずは前の記事の紹介から。
https://bajonett.diarynote.jp/201408201550363167/
こちらは60枚のデッキにおけるカードの投入枚数の決め方を、確率と期待値から決めようという記事になります。
ただこの表は60枚デッキに対応したものだったので、今日は99枚デッキでのお話をしようと思います。
確率と期待値の考え方や使い方については、前の記事をご覧ください。
◆土地やマナクリ、マナファクトの投入枚数
60枚デッキでは18~28枚である土地の投入枚数ですが、EDHでは何枚が適切でしょうか。
もちろんデッキのテーマやコンセプトによって大きく違うので共通の理論には当てはめづらいのですが、
何ターン目に何枚の土地が欲しいかで算出した枚数を叩き台にすると、考えやすいと思います。
図1はデッキ投入枚数と初手+nターンにおける期待値の表です。
例えば33枚入っていれば3ターン目に3枚の期待値になることが分かります。
更に考えを発展させて、3ターン目に4マナを出したい(加速含めてマナが出るものを4枚引いておきたい)場合はどうでしょうか。
その場合は土地やマナクリなどを合わせて44枚入れておくと、(種別はどうあれ)3ターン目に4枚という期待値になります。
EDHでは土地以外にもマナクリやマナファクトを多く入れることが多いので、それらをひっくるめて期待値計算すると安定しやすいです。
ただし、重いマナクリやマナファクトは計算外にしないと、結果的に目標ターンまでに唱えられないのでご注意ください。
◆キープ基準、フィニッシャーの投入枚数
キープ基準となるカードやフィニッシャーになるカードは、活躍させたいターンが決まっているものです。
これらは土地の枚数とは違い「何枚欲しい」ではなく「いつ欲しい」を重視し、必要なターンに引ける確率をもとに投入枚数を考えると、最適な投入枚数が見えてきます。
そこで、超幾何分布を利用した確率計算が役に立ちます。2枚目の画像は計算によって作った、投入枚数/引いた枚数から1枚以上引ける確率の表です。
赤字になっているものが、それぞれ70%・80%・90%の近似値になります。この値を目安にするのと、目算が立てやすいのでお勧めです。
特に使いやすい80%になる投入枚数/引いた枚数の部分で、例えば20枚同じ役目のカードをデッキに入れれば、初手(引いた枚数が7枚)のときに80%の確率で1枚以上引けます。
つまり「初手で軽いマナ加速が欲しい!」という場合は、20枚入れておくと80%という高い確率で引くことが可能です。
またフィニッシャーや全体除去など「ゲームを大幅に動かすカード」が5ターン目あたりに欲しい場合は、同じように計算するとデッキに13枚入れておけば80%の確率で引くことができます。
もちろん確率は確率なので確実な保証にはなりませんが、この表を使って少しでも確率と仲良くなっていくのが良いのかな、と思います。
ということで、期待値と確率のお話でした。
冒頭に紹介した昔の日記と同様、この画像はスマホなどに保存して、デッキ作成などに役立ててもらえれば幸いです。
ではでは。
今回もスタンダードはもちろん、モダンやレガシー、EDHに影響があるカードがあり、今後の環境が楽しみです。
さて、今日は統率者戦(EDH)における、デッキ構築での確率計算のお話を。
まずは前の記事の紹介から。
https://bajonett.diarynote.jp/201408201550363167/
こちらは60枚のデッキにおけるカードの投入枚数の決め方を、確率と期待値から決めようという記事になります。
ただこの表は60枚デッキに対応したものだったので、今日は99枚デッキでのお話をしようと思います。
確率と期待値の考え方や使い方については、前の記事をご覧ください。
◆土地やマナクリ、マナファクトの投入枚数
60枚デッキでは18~28枚である土地の投入枚数ですが、EDHでは何枚が適切でしょうか。
もちろんデッキのテーマやコンセプトによって大きく違うので共通の理論には当てはめづらいのですが、
何ターン目に何枚の土地が欲しいかで算出した枚数を叩き台にすると、考えやすいと思います。
図1はデッキ投入枚数と初手+nターンにおける期待値の表です。
例えば33枚入っていれば3ターン目に3枚の期待値になることが分かります。
更に考えを発展させて、3ターン目に4マナを出したい(加速含めてマナが出るものを4枚引いておきたい)場合はどうでしょうか。
その場合は土地やマナクリなどを合わせて44枚入れておくと、(種別はどうあれ)3ターン目に4枚という期待値になります。
EDHでは土地以外にもマナクリやマナファクトを多く入れることが多いので、それらをひっくるめて期待値計算すると安定しやすいです。
ただし、重いマナクリやマナファクトは計算外にしないと、結果的に目標ターンまでに唱えられないのでご注意ください。
◆キープ基準、フィニッシャーの投入枚数
キープ基準となるカードやフィニッシャーになるカードは、活躍させたいターンが決まっているものです。
これらは土地の枚数とは違い「何枚欲しい」ではなく「いつ欲しい」を重視し、必要なターンに引ける確率をもとに投入枚数を考えると、最適な投入枚数が見えてきます。
そこで、超幾何分布を利用した確率計算が役に立ちます。2枚目の画像は計算によって作った、投入枚数/引いた枚数から1枚以上引ける確率の表です。
赤字になっているものが、それぞれ70%・80%・90%の近似値になります。この値を目安にするのと、目算が立てやすいのでお勧めです。
特に使いやすい80%になる投入枚数/引いた枚数の部分で、例えば20枚同じ役目のカードをデッキに入れれば、初手(引いた枚数が7枚)のときに80%の確率で1枚以上引けます。
つまり「初手で軽いマナ加速が欲しい!」という場合は、20枚入れておくと80%という高い確率で引くことが可能です。
またフィニッシャーや全体除去など「ゲームを大幅に動かすカード」が5ターン目あたりに欲しい場合は、同じように計算するとデッキに13枚入れておけば80%の確率で引くことができます。
もちろん確率は確率なので確実な保証にはなりませんが、この表を使って少しでも確率と仲良くなっていくのが良いのかな、と思います。
ということで、期待値と確率のお話でした。
冒頭に紹介した昔の日記と同様、この画像はスマホなどに保存して、デッキ作成などに役立ててもらえれば幸いです。
ではでは。
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