会社に常備している燃料(コーヒー)が切れました。ごらくです。
今日はいつもより割高なくせに美味しくないコーヒーを飲みながらお送りします。

今回は予告通り、タイニーリーダーズを身内でガリガリ回した感想をまとめたいと思います。



“手軽なEDH”というより“簡単レガシー”

まず対戦してみた感じとして、EDHやデュエルコマンダーよりはレガシーやモダンのそれに近いイメージを受けました。
低マナでできるだけ強いカードを詰め込んでおり、早いテンポ感で強いカードやシナジーを押し付けあう試合になりがちです。

EDHのような派手さがなく、レガシーのようながっちりとしたデッキ構成もないため、ともすればどちらからも劣化に見えるかもしれません。

※そもそもカジュアルフォーマットを競技フォーマットであるレガシーやモダンと比べるのが間違いな気もしますが……



それでもやっぱり“手軽で面白い”

もちろんEDHやレガシーよりも勝っている点もあり、特に“手軽さ”についてはどの構築フォーマットにも引けをとりません。
やはり“シングルトンで50枚”という非常に手軽にデッキを用意できる点が素晴らしく、組みたい構成やコンセプトをすぐに実現させて遊ぶ事ができます。
EDHと同様に統率者を絡めたオリジナル構成を追い求めやすく、EDHより選択肢が少なくとも様々なデッキを作って遊ぶ事が可能です。

また、遊ぶ人数が2人で良いため、遊ぶ場を作り易いのも大きな利点だと思います。
ちなみに私は双頭巨人戦をやってみましたが、なかなか面白かったので人数が揃ったらやってみることをオススメします。



ワイワイ遊ぶならEDH、タイマンならタイニーリーダーズ

同じカジュアルフォーマットで人気のあるEDHと比べると、ワイワイ感を楽しむならEDH、勝敗やデッキ構成を楽しむならタイニーリーダーズが適しているのではないでしょうか。
EDHはどうしても引きに左右される要素が多く、また4人戦が推奨なので大会形式などには不向きですが、強力なアクションが飛び交うボードゲームっぽい楽しさがあります。

対してタイニーリーダーズは、EDHほどの引きムラは無く、カジュアルながらも勝敗を楽しめ、タイマン推奨なので大会形式にし易いという利点があります。
MTGをカジュアルに遊ぶにあたって、これらの利点から遊び方が変わってくるのではないでしょうか。

(あれ?デュエルコマンダーは?)



と言うことで、タイニーリーダーズへの雑感でした。
私はこれからも対戦相手がいる限りはタイニーリーダーズを楽しんでいこうと思いますが、もっと流行ってもらうには大会の開催が必要不可欠だと思います。
近場で大会をやってくれると嬉しいんですけど……ね。(チラッチラッ



最後に、タイニーリーダーズでの対戦で強かったカード、弱かったカードを簡単に紹介。

強かったカード
《破滅的な行為/Pernicious Deed》
だいたい何でも壊せるうえ、全てのパーマネントが3マナ以下なので起動マナが比較的易くて済む全体破壊です。
しかもインスタントタイミングで起動できます。流石に強い。

《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》《毒の濁流/Toxic Deluge》《唐突なる死/Sudden Demise》
同じく全体除去。黒の2種は全てを巻き込み、赤は範囲が狭いが自軍を巻き込まないようにできます。

《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
3色デッキで使えば、どのパーマネントにも触れる優秀な除去となります。
また青いコントロール系のデッキでは《アカデミーの廃墟》と合わせて相手のリソースを奪い続けることが可能です。

《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》
互いに生物デッキ同士だと場が膠着し易い(劇的なカードが少ないため)ので、殴り合いを制するこの1枚。
事故を防ぐために無色土地はできるだけ入れたくないのですが、この土地だけは別格だと思います。

《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》《思考囲い/Thoughtseize》
万能で強力な手札破壊。特に前者は、このルールではだいたい何でも捨てさせられます。
デュエルコマンダーの時にも書きましたが、シングルトンでは相手の手札を見る動きと捨てさせる動きが非常に強力です。2枚目は引かれないんですから。

《精神的つまづき/Mental Misstep》
青だったらとりあえず入れとけってレベルのカード。この環境では腐る事がほぼありません。

《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
生物主体のデッキにはアド源になり、そうでないデッキにはフィニッシャーになります。
相手のデッキから出す生物が3マナ以下なので忠誠度の減りが少なく、強大な生物が少ないのでなかなか倒れません。


弱かったカード
《対抗呪文/Counterspell》《マナ漏出/Mana Leak》などの各種カウンター
1マナならまだしも、2マナより重いカウンターは使いづらいです。
何しろ相手が3マナ以下の呪文しか唱えないため、テンポを取れずただの1対1の交換になるだけです。
もし使うなら、ドロー呪文などを多めに搭載し、相手の全てのアクションを潰す覚悟が必要だと思います。

《流刑への道/Path to Exile》
弱い、というほど弱くは無いのですが、レガシーやモダン以上に序盤に撃つのが躊躇われるカードです。
このカードを1,2ターン目に撃ってしまうと相手のアクションが増える可能性が高いため、できるだけ撃ちたくありません。

《Regrowth》
回収するカードが劇的ではない可能性が高く、2マナを使ってまでやるには悠長な事が多いです。
また同様の理由で、意味無くサーチ呪文や《師範の占い独楽》を入れるのは厳しいと思っています。



まだまだ探せばありそうですが、すぐに思いつくのはこれらでした。
今後もまだまだデッキを組んだり回したりと続けていきますので、何か発見があったら報告していこうと思います。

コメント

すたん。
2015年3月17日19:09

はじめまして、勝手にリンクさせていただいたものです
タイニー・リーダーズを触れ始めたのですが、まだ回す環境がなくデッキ構築もふわっとした状態でしたので、このようにカードの使用感を知れると具体的なイメージが湧きやすくて参考になります

ごらく
2015年3月18日16:39

>すたん。さん
リンクありがとうございます!
参考になれば幸いです。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索