【スタン】BMOスタンダードに青単信心で参加
2014年5月13日 【スタンダード】今日は昨日に引き続き、BIG MAGIC OPENスタンダードのレポートです。
参加したデッキはこちら↓
◆MainBoard
▽Creature 24
4 《審判官の使い魔/Judge’s Familiar》
4 《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird》
4 《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》
4 《夜帷の死霊/Nightveil Specter》
4 《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》
3 《波使い/Master of Waves》
1 《霊異種/Aetherling》
▽Spell 4
1 《急速混成/Rapid Hybridization》
3 《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
▽Enchantment 5
4 《クルフィックスの指図/Dictate of Kruphix》
1 《家畜化/Domestication》
▽Planeswalker 2
2 《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
▽Land 25
3 《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
4 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
15 《島/Island》
◆SideBoard
3 《解消/Dissolve》
3 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2 《払拭/Dispel》
2 《急速混成/Rapid Hybridization》
1 《霊異種/Aetherling》
1 《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
1 《タッサの二叉槍/Bident of Thassa》
1 《家畜化/Domestication》
1 《霊気化/Aetherize》
独自に調整した《クルフィックスの指図》入り青単信心です。
まずBMOスタンに参加するにあたり、JOU発売から日が浅い事から、群雄割拠の様々なデッキに当たるメタゲームだと予想。
そんなメタゲームの中ではピーキーなデッキは選択し辛く、また新しいデッキを考えても練度が足りずに勝ちきれないと考えました。
「丸い」構成で、それでいて使いなれたもの。そんなデッキを探し始めます。
そこでまず候補に挙がったのが、以前ReidDukeが記事を書いていたJunkMidrangeです。
《突然の衰微》《英雄の破滅》と、どんなデッキにも腐り難い除去と、《幽霊議員オブゼダート》《太陽の勇者、エルズペス》という対処しにくくカードパワーの高いカードが使えるため、どんなデッキにも5.5割勝てる構成できます。
またドラン(緑黒白)というカラーリングはサイドボードの柔軟性が高く、《ゴルガリの魔除け》や《罪の収集者》など受けの広いカード選択が可能です。
実際、JOU発売からしばらくはこのデッキをBMOに持ち込むつもりで調整をしていました。
しかしこのデッキは器用貧乏な感が否めず、言ってしまえば「どんなデッキにも4.5割負ける」という勝ちきれない感がありました。
そこで他のデッキを考え始めたところで、デッキパワーと安定性を兼ね備えた青単信心に白羽の矢が刺さります。
青単信心はグランプリ静岡で使った事もあり、プレイングにはそこそこの自信がありました。
その上でJOUのスポイラーを見た時から《魅惑するセイレーン》や《クルフィックスの指図》を試したいと思っていたので、まずはデッキを作ってみる事に。
最初は斉藤友晴さんがTwitterにアップしていたリストを元にデッキを作成し、BMスタンに出てみました。
そのときの日記がこちら⇒http://bajonett.diarynote.jp/201405091357143901/
結果は2-2でしたが、フリーでの対戦内容からデッキの強さを確信し、調整を続けることを決意しました。
《クルフィックスの指図》は相手ターンに信心を2つ稼げる置物であり、以前の青単よりも信心を安定して稼げるようになりました。
もちろん相手にも追加ドローを許してしまう欠点がありますが、それは《ニクスの祭殿、ニクソス》と《サイクロンの裂け目》を使う事で緩和できます。
自分は安定した信心の供給で《ニクスの祭殿、ニクソス》を運用し、追加ドロー分の手札を効率よく使います。
相手も追加ドローした分だけ展開しますが、そこに《サイクロンの裂け目》超過で展開に一気に差をつけるのです。
《サイクロンの裂け目》の超過がコントロール以外のほぼ全てのデッキに有効であり、対コントロールは《クルフィックスの指図》で除去への耐性がアップしています。。
これにより、求めていた「丸い」構成と、以前調整した経験からの「慣れ」、そしてビートダウン特有の「相手の事故への付け込み易さ」を持ったデッキをBMOスタンに持ち込むことになりました。
では、レポートを。
◆1回戦:青白コントロール ○-
1戦目:○
先手。《凍結燃焼の奇魔》を《天界のほとばしり》される立ち上がり。
《審判官の使い魔》《潮縛りの魔道士》と追加戦力を展開し、《拘留の宝球》の返しに《思考を築く者、ジェイス》でアドを確保。
相手も《思考を築く者、ジェイス》で《至高の評決》を手に加えるが、返しに《海の神、タッサ》でプレッシャーを維持。
これは2枚目の《拘留の宝球》で対処されるが、生物を並べて《至高の評決》を使わせ、返しに《霊異種》を叩きつけ。
もちろんこれが対処されず、そのまま《霊異種》だけで殴り勝ち。
2戦目:-
後手。初動《凍結燃焼の奇魔》には《今わの際》、《海の神、タッサ》には《解消》を合わせらる立ち上がり。
しかしタッサを3枚引いてしまっていたので、更に連打して《拘留の宝球》2枚に対処される。
ここでこちらの手が尽きたと判断したのか、《記憶の熟達者、ジェイス》で相手が仕掛けにくるが、何も無い盤面から《サイクロンの裂け目》でタッサ回収⇒《クルフィックスの指図》⇒自メインに《思考を築く者、ジェイス》着地でタッサを顕現させ、相手のジェイスを撃破。
更に相手がしぶしぶ《拘留の宝球》を出し直した返しに《霊異種》を通し、一気に勝ちムードへ。
しかし、残ライフ5まで削ったところで《債務者の演壇》を出されてしまい、《霊異種》がニート化。
そこから数体の生物を巡る攻防をするが、全て対処されてしまいジリ貧に。
終いには《クルフィックスの指図》によって相手のライブラリーが切れそうになり、相手は仕方なく《拘留の宝球》4枚目を《クルフィックスの指図》に。
更に相手が《霊異種》を出したところで試合時間終了。《思考を築く者、ジェイス》で+1しても相手の残り3ターンでちょうど削りきられるライフ(21)。
しかし相手の残りライフが3、ライブラリーが6枚と相手も捌く手を止められない状況だったので、《夜帷の死霊》や《凍結燃焼の奇魔》を対処させてマナを使わせ、《霊異種》の全力を出させないようにして引き分け。
初戦からいきなり時間を使いきるという、消耗の激しい試合でした。
しかし今まで手も足も出なかった青白コンにかなりの善戦ができていたため、《クルフィックスの指図》入りにして良かったと確信。
◆2回戦:青単信心(姉御) ○×○
1戦目:○
先手。こちらの《審判官の使い魔》に対し、相手は《雲ヒレの猛禽》という立ち上がり。
《潮縛りの魔道士》で攻勢をかけるが相手の《急速混成》で3/3ブロッカーを用意され討ち取られる。
しかし《海の神、タッサ》設置で優位を維持し、メインに1枚の《家畜化》を引けて盤面で圧倒して勝ち。
2戦目:×
後手。相手ダブマリ。こちらは《島》《ニクスの祭殿、ニクソス》《海の神、タッサ》《漸増爆弾》《急速混成》《凍結燃焼の奇魔》《家畜化》の7枚でキープ。
死ぬまで3枚目の土地を引かずに負け。
3戦目:○
先手。《凍結燃焼の奇魔》鏡打ちから、こちら《夜帷の死霊》に対し相手は《海の神、タッサ》。
こちらはひとまず《思考を築く者、ジェイス》の即-2で《海の神、タッサ》を見つけ、手札の《サイクロンの裂け目》で捲くりに行くプラン。
相手が《家畜化》の使い方をミスってくれた事もあり、何とか《サイクロンの裂け目》からの捲くりが間に合って勝ち。
《反論》より《解消》を優先したりと対青単が気になってはいましたが、《サイクロンの裂け目》と《ニクスの祭殿、ニクソス》が強いので不利ではなさそうです。
しかし池袋BM勢は遠征した先で潰しあうのが好き過ぎて困る。
◆3回戦:エスパーミッドレンジ ○○
1戦目:○
後手。こちらの《審判官の使い魔》に対し、相手は《果敢なスカイジェク》から。
こちらが《凍結燃焼の奇魔》《夜帷の死霊》と並べるのに対し、相手は《リーヴの空騎士》で攻めつつ《夜帷の死霊》を《拘留の宝球》。
更に《ザスリッドの屍術師》で地上を固めてくるが、こちらは《ニクスの祭殿、ニクソス》から《霊異種》で一気にダメージレースを優位に。
相手はしばらく考えたあと、《至高の評決》で盤面を流し、ゾンビ軍団VS《霊異種》という状況に。
そのままではダメージレースで負けそうだったが、《サイクロンの裂け目》を握っていたので超過で勝ち。
2戦目:○
後手。相手の《万神殿の兵士》に《潮縛りの魔道士》で応える立ち上がり。
更に《変わり谷》《ザスリッドの屍術師》を追加され、更に《潮縛りの魔道士》を《拘留の宝球》されるが、《思考を築く者、ジェイス》+1連打で延命を開始。
《凍結燃焼の奇魔》の追加もありジェイスが落とされず、相手の全力に《ニクスの祭殿、ニクソス》からの《サイクロンの裂け目》超過で盤面を更地に。
これで完全に捲り、《海の神、タッサ》を絡めたクロックで勝ち。
《サイクロンの裂け目》超過からの捲りプランが2回突き刺さった試合でした。
◆4回戦:青信心t白 ○○
1戦目:○
先手。相手は《審判官の使い魔》《凍結燃焼の奇魔》、こちらは《凍結燃焼の奇魔》《海の神、タッサ》と並べる立ち上がり。
相手も《海の神、タッサ》を出すが、《家畜化》で信心に差をつけてさっさと攻勢に。
並べて対抗してくるが、《サイクロンの裂け目》超過にたどり着いて勝ち。
2戦目:○
後手。1マリガン。《潮縛りの魔道士》鏡打ちからこちらだけ《夜帷の死霊》を出そうとするが、しっかり《反論》される。
更に返しで《波使い》を出されるが、《急速混成》を《反論》させつつ《家畜化》で奪い、盤面を捲って勝ち。
フューチャーマッチでした。ビデオマッチの方では赤兄貴が呼ばれ、池袋BM勢2人がフューチャーエリアで戦うという楽しい場にw
実は2戦目に微ミスをしているんですが、早く終わったおかげで身内に見られなくて良かったw
◆5回戦:エスパーミッドレンジ ○××
1戦目:○
先手。相手の《思考囲い》で《凍結燃焼の奇魔》を抜かれるが、《海の神、タッサ》が見逃される。
悠々と《海の神、タッサ》を着地させ、相手の《管区の隊長》並びにも《思考を築く者、ジェイス》の+1連打で抑えつけ。
更に《クルフィックスの指図》によるタッサ顕現でシャクりが成功し、突然攻め手に回って勝ち。
2戦目:×
後手。相手の《管区の隊長》から。こちらは《凍結燃焼の奇魔》で応える。
3t目の《海の神、タッサ》が即座に《神送り》され、更に《家畜化》も《遠隔/不在》でシャクられてしまい、細ビートに攻めきられてしまい負け。
3戦目:×
先手。相手の《万神殿の兵士》に対し、こちらは《夜帷の死霊》スタート。
これは即座に《拘留の宝球》されるが、返しに《海の神、タッサ》設置。
ここから互いに土地を引かないターンが続くが、相手だけ生物を展開し、土地を引いた頃には守りきれないライフと盤面で負け。
遂にされてしまった《海の神、タッサ》への《神送り》。デッキ内からも追放とか、ちょっとやりすぎだと思います。。。
タッサを失っても《サイクロンの裂け目》超過や《波使い》など勝ちに繋がるプランがありますが、やはり厳しい事に変わりはないですね。
◆6回戦:赤信心t白 ×○○
1戦目:×
先手。《審判官の使い魔》から。相手は2t目に《炎樹族の使者》からの《ミジウムの迫撃砲》。
こちらが《凍結燃焼の奇魔》《海の神、タッサ》とゆっくり並べている間に、相手は《パーフォロスの槌》《ニクスの祭殿、ニクソス》《ボロスの反攻者》とガンガン並べ、《モーギスの狂信者》。
これで10点受けた上に生物全てに速攻で殴られ、なすすべも無く負け。
2戦目:○
先手。相手1マリガン。相手が土地1枚で数ターン止まって勝ち。
3戦目:○
後手。相手1マリガン。またも相手が土地2枚で数ターン止まって勝ち。
1戦目のブン回りが嘘のように、2,3戦目事故でした。マジックの闇。
この時点で折り返しすぎて5-1。TOP8までは負けられないまでも、賞金には手が届きそうか、と思ってました。
◆7回戦:ナヤオーラ ××
1戦目:×
後手。相手の動きが《林間隠れの斥候》⇒《向こう見ずな技術》⇒《魔女跡追い》⇒《向こう見ずな技術》+《セレズニアの魔除け》。
見事な先手4KILLでした。どないせーと。
2戦目:○
先手。相手の《林間隠れの斥候》×2と《夜帷の死霊》を封印した《岩への繋ぎ止め》に対し、《漸増爆弾》。
しかし追加された《空殴り》が止まらず、《魔女跡追い》と一緒に攻勢を維持されてしまう。
こちらも展開しつつ《霊気化》でダメージレースを捲りに行くが、《ひるまぬ勇気》が《空殴り》に付いて負け。
遂に当たってしまったナヤオーラ。そこそこサイドボードの枠を取っていましたが、それでも無理でした。
◆8回戦:黒単t白 ××
1戦目:×
後手。初手からスペルを2枚しか引かずに負け。
2戦目:×
先手。1マリガン。《思考囲い》で《夜帷の死霊》を抜かれ、見逃された《海の神、タッサ》にはもちろん《神送り》。
それ以降スペルを1枚しか引かずに負け。
突然引きヌル2連続。どうやら幸運が逃げたらしく、いつもの引き弱な感じが戻ってしまいました。
それにしたって、2戦でスペル3枚しか引けないのは流石に……
◆9回戦:セレズニアビート ×○×
1戦目:×
先手。《審判官の使い魔》からスタートし、相手の《復活の声》に合わせて《急速混成》から3/3のアタッカーを用意。
これを相手は《復活の声》でチャンプブロックしてくれたが、土地が詰まって思うように展開できない。
それでも相手がマナクリを並べるだけだったので《海の神、タッサ》が間に合うが、《ヘリオッドの指図》から突然の16点パンチを喰らって負け。
2戦目:○
先手。相手ダブマリ。相手の《羊毛鬣のライオン》を《家畜化》し、攻勢を維持して勝ち。
3戦目:×
後手。相手の《漁る軟泥》を《潮縛りの魔道士》で縛る立ち上がり。
《オレスコスの王、ブリマーズ》に対し《急速混成》を合わせ、《凍結燃焼の奇魔》で地上を止めるが4枚目の土地が1ターン詰まる。
相手はマナクリ連打から《霧裂きのハイドラ》X=5を走らせ、いきなり猶予3ターン。
返しに運良く4枚目の土地が引けたので、《波使い》⇒次ターンに《波使い》で一撃死を狙うが、縛っていた《漁る軟泥》のライフゲインを忘れており1点ライフが残ってしまう。
それでも返し《霧裂きのハイドラ》アタックでは2点足りないのでワンチャンあったが、しっかり《セレズニアの魔除け》を引かれて負け。
1戦目は相手の動きから5マナのコンバットトリックを持っている雰囲気でしたが、勝手に《加護のサテュロス》だと決め付けたために負けました。
《ヘリオッドの指図》の可能性を考えられていれば延命からの《サイクロンの裂け目》超過ワンチャンが狙えていたので、完全にプレイミスですね。
という事で、5-1からの3連敗で5-4ドロップでした。調子に乗るとすぐにこれだよ!
負けた試合は事故が多いですが、最後のセレズニア戦などは対ビート用のカードを削った事が原因だと思われます。
特に《雲ヒレの猛禽》が居ないことで飛行戦力が落ち、ライフを詰める動きが弱くなっているので改善が必要かもしれません。
今日は久々にデッキ解説と9回戦レポートということで、かなり長い日記になってしまいました。
それでも読んで頂いた奇特な方々、こんな日記に目をかけて頂きありがとうございます。
次はゲームデーとモダンシーズンに向け、頑張っていく所存です!
参加したデッキはこちら↓
◆MainBoard
▽Creature 24
4 《審判官の使い魔/Judge’s Familiar》
4 《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird》
4 《潮縛りの魔道士/Tidebinder Mage》
4 《夜帷の死霊/Nightveil Specter》
4 《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》
3 《波使い/Master of Waves》
1 《霊異種/Aetherling》
▽Spell 4
1 《急速混成/Rapid Hybridization》
3 《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
▽Enchantment 5
4 《クルフィックスの指図/Dictate of Kruphix》
1 《家畜化/Domestication》
▽Planeswalker 2
2 《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
▽Land 25
3 《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
4 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
15 《島/Island》
◆SideBoard
3 《解消/Dissolve》
3 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2 《払拭/Dispel》
2 《急速混成/Rapid Hybridization》
1 《霊異種/Aetherling》
1 《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
1 《タッサの二叉槍/Bident of Thassa》
1 《家畜化/Domestication》
1 《霊気化/Aetherize》
独自に調整した《クルフィックスの指図》入り青単信心です。
まずBMOスタンに参加するにあたり、JOU発売から日が浅い事から、群雄割拠の様々なデッキに当たるメタゲームだと予想。
そんなメタゲームの中ではピーキーなデッキは選択し辛く、また新しいデッキを考えても練度が足りずに勝ちきれないと考えました。
「丸い」構成で、それでいて使いなれたもの。そんなデッキを探し始めます。
そこでまず候補に挙がったのが、以前ReidDukeが記事を書いていたJunkMidrangeです。
《突然の衰微》《英雄の破滅》と、どんなデッキにも腐り難い除去と、《幽霊議員オブゼダート》《太陽の勇者、エルズペス》という対処しにくくカードパワーの高いカードが使えるため、どんなデッキにも5.5割勝てる構成できます。
またドラン(緑黒白)というカラーリングはサイドボードの柔軟性が高く、《ゴルガリの魔除け》や《罪の収集者》など受けの広いカード選択が可能です。
実際、JOU発売からしばらくはこのデッキをBMOに持ち込むつもりで調整をしていました。
しかしこのデッキは器用貧乏な感が否めず、言ってしまえば「どんなデッキにも4.5割負ける」という勝ちきれない感がありました。
そこで他のデッキを考え始めたところで、デッキパワーと安定性を兼ね備えた青単信心に白羽の矢が刺さります。
青単信心はグランプリ静岡で使った事もあり、プレイングにはそこそこの自信がありました。
その上でJOUのスポイラーを見た時から《魅惑するセイレーン》や《クルフィックスの指図》を試したいと思っていたので、まずはデッキを作ってみる事に。
最初は斉藤友晴さんがTwitterにアップしていたリストを元にデッキを作成し、BMスタンに出てみました。
そのときの日記がこちら⇒http://bajonett.diarynote.jp/201405091357143901/
結果は2-2でしたが、フリーでの対戦内容からデッキの強さを確信し、調整を続けることを決意しました。
《クルフィックスの指図》は相手ターンに信心を2つ稼げる置物であり、以前の青単よりも信心を安定して稼げるようになりました。
もちろん相手にも追加ドローを許してしまう欠点がありますが、それは《ニクスの祭殿、ニクソス》と《サイクロンの裂け目》を使う事で緩和できます。
自分は安定した信心の供給で《ニクスの祭殿、ニクソス》を運用し、追加ドロー分の手札を効率よく使います。
相手も追加ドローした分だけ展開しますが、そこに《サイクロンの裂け目》超過で展開に一気に差をつけるのです。
《サイクロンの裂け目》の超過がコントロール以外のほぼ全てのデッキに有効であり、対コントロールは《クルフィックスの指図》で除去への耐性がアップしています。。
これにより、求めていた「丸い」構成と、以前調整した経験からの「慣れ」、そしてビートダウン特有の「相手の事故への付け込み易さ」を持ったデッキをBMOスタンに持ち込むことになりました。
では、レポートを。
◆1回戦:青白コントロール ○-
1戦目:○
先手。《凍結燃焼の奇魔》を《天界のほとばしり》される立ち上がり。
《審判官の使い魔》《潮縛りの魔道士》と追加戦力を展開し、《拘留の宝球》の返しに《思考を築く者、ジェイス》でアドを確保。
相手も《思考を築く者、ジェイス》で《至高の評決》を手に加えるが、返しに《海の神、タッサ》でプレッシャーを維持。
これは2枚目の《拘留の宝球》で対処されるが、生物を並べて《至高の評決》を使わせ、返しに《霊異種》を叩きつけ。
もちろんこれが対処されず、そのまま《霊異種》だけで殴り勝ち。
2戦目:-
後手。初動《凍結燃焼の奇魔》には《今わの際》、《海の神、タッサ》には《解消》を合わせらる立ち上がり。
しかしタッサを3枚引いてしまっていたので、更に連打して《拘留の宝球》2枚に対処される。
ここでこちらの手が尽きたと判断したのか、《記憶の熟達者、ジェイス》で相手が仕掛けにくるが、何も無い盤面から《サイクロンの裂け目》でタッサ回収⇒《クルフィックスの指図》⇒自メインに《思考を築く者、ジェイス》着地でタッサを顕現させ、相手のジェイスを撃破。
更に相手がしぶしぶ《拘留の宝球》を出し直した返しに《霊異種》を通し、一気に勝ちムードへ。
しかし、残ライフ5まで削ったところで《債務者の演壇》を出されてしまい、《霊異種》がニート化。
そこから数体の生物を巡る攻防をするが、全て対処されてしまいジリ貧に。
終いには《クルフィックスの指図》によって相手のライブラリーが切れそうになり、相手は仕方なく《拘留の宝球》4枚目を《クルフィックスの指図》に。
更に相手が《霊異種》を出したところで試合時間終了。《思考を築く者、ジェイス》で+1しても相手の残り3ターンでちょうど削りきられるライフ(21)。
しかし相手の残りライフが3、ライブラリーが6枚と相手も捌く手を止められない状況だったので、《夜帷の死霊》や《凍結燃焼の奇魔》を対処させてマナを使わせ、《霊異種》の全力を出させないようにして引き分け。
初戦からいきなり時間を使いきるという、消耗の激しい試合でした。
しかし今まで手も足も出なかった青白コンにかなりの善戦ができていたため、《クルフィックスの指図》入りにして良かったと確信。
◆2回戦:青単信心(姉御) ○×○
1戦目:○
先手。こちらの《審判官の使い魔》に対し、相手は《雲ヒレの猛禽》という立ち上がり。
《潮縛りの魔道士》で攻勢をかけるが相手の《急速混成》で3/3ブロッカーを用意され討ち取られる。
しかし《海の神、タッサ》設置で優位を維持し、メインに1枚の《家畜化》を引けて盤面で圧倒して勝ち。
2戦目:×
後手。相手ダブマリ。こちらは《島》《ニクスの祭殿、ニクソス》《海の神、タッサ》《漸増爆弾》《急速混成》《凍結燃焼の奇魔》《家畜化》の7枚でキープ。
死ぬまで3枚目の土地を引かずに負け。
3戦目:○
先手。《凍結燃焼の奇魔》鏡打ちから、こちら《夜帷の死霊》に対し相手は《海の神、タッサ》。
こちらはひとまず《思考を築く者、ジェイス》の即-2で《海の神、タッサ》を見つけ、手札の《サイクロンの裂け目》で捲くりに行くプラン。
相手が《家畜化》の使い方をミスってくれた事もあり、何とか《サイクロンの裂け目》からの捲くりが間に合って勝ち。
《反論》より《解消》を優先したりと対青単が気になってはいましたが、《サイクロンの裂け目》と《ニクスの祭殿、ニクソス》が強いので不利ではなさそうです。
しかし池袋BM勢は遠征した先で潰しあうのが好き過ぎて困る。
◆3回戦:エスパーミッドレンジ ○○
1戦目:○
後手。こちらの《審判官の使い魔》に対し、相手は《果敢なスカイジェク》から。
こちらが《凍結燃焼の奇魔》《夜帷の死霊》と並べるのに対し、相手は《リーヴの空騎士》で攻めつつ《夜帷の死霊》を《拘留の宝球》。
更に《ザスリッドの屍術師》で地上を固めてくるが、こちらは《ニクスの祭殿、ニクソス》から《霊異種》で一気にダメージレースを優位に。
相手はしばらく考えたあと、《至高の評決》で盤面を流し、ゾンビ軍団VS《霊異種》という状況に。
そのままではダメージレースで負けそうだったが、《サイクロンの裂け目》を握っていたので超過で勝ち。
2戦目:○
後手。相手の《万神殿の兵士》に《潮縛りの魔道士》で応える立ち上がり。
更に《変わり谷》《ザスリッドの屍術師》を追加され、更に《潮縛りの魔道士》を《拘留の宝球》されるが、《思考を築く者、ジェイス》+1連打で延命を開始。
《凍結燃焼の奇魔》の追加もありジェイスが落とされず、相手の全力に《ニクスの祭殿、ニクソス》からの《サイクロンの裂け目》超過で盤面を更地に。
これで完全に捲り、《海の神、タッサ》を絡めたクロックで勝ち。
《サイクロンの裂け目》超過からの捲りプランが2回突き刺さった試合でした。
◆4回戦:青信心t白 ○○
1戦目:○
先手。相手は《審判官の使い魔》《凍結燃焼の奇魔》、こちらは《凍結燃焼の奇魔》《海の神、タッサ》と並べる立ち上がり。
相手も《海の神、タッサ》を出すが、《家畜化》で信心に差をつけてさっさと攻勢に。
並べて対抗してくるが、《サイクロンの裂け目》超過にたどり着いて勝ち。
2戦目:○
後手。1マリガン。《潮縛りの魔道士》鏡打ちからこちらだけ《夜帷の死霊》を出そうとするが、しっかり《反論》される。
更に返しで《波使い》を出されるが、《急速混成》を《反論》させつつ《家畜化》で奪い、盤面を捲って勝ち。
フューチャーマッチでした。ビデオマッチの方では赤兄貴が呼ばれ、池袋BM勢2人がフューチャーエリアで戦うという楽しい場にw
実は2戦目に微ミスをしているんですが、早く終わったおかげで身内に見られなくて良かったw
◆5回戦:エスパーミッドレンジ ○××
1戦目:○
先手。相手の《思考囲い》で《凍結燃焼の奇魔》を抜かれるが、《海の神、タッサ》が見逃される。
悠々と《海の神、タッサ》を着地させ、相手の《管区の隊長》並びにも《思考を築く者、ジェイス》の+1連打で抑えつけ。
更に《クルフィックスの指図》によるタッサ顕現でシャクりが成功し、突然攻め手に回って勝ち。
2戦目:×
後手。相手の《管区の隊長》から。こちらは《凍結燃焼の奇魔》で応える。
3t目の《海の神、タッサ》が即座に《神送り》され、更に《家畜化》も《遠隔/不在》でシャクられてしまい、細ビートに攻めきられてしまい負け。
3戦目:×
先手。相手の《万神殿の兵士》に対し、こちらは《夜帷の死霊》スタート。
これは即座に《拘留の宝球》されるが、返しに《海の神、タッサ》設置。
ここから互いに土地を引かないターンが続くが、相手だけ生物を展開し、土地を引いた頃には守りきれないライフと盤面で負け。
遂にされてしまった《海の神、タッサ》への《神送り》。デッキ内からも追放とか、ちょっとやりすぎだと思います。。。
タッサを失っても《サイクロンの裂け目》超過や《波使い》など勝ちに繋がるプランがありますが、やはり厳しい事に変わりはないですね。
◆6回戦:赤信心t白 ×○○
1戦目:×
先手。《審判官の使い魔》から。相手は2t目に《炎樹族の使者》からの《ミジウムの迫撃砲》。
こちらが《凍結燃焼の奇魔》《海の神、タッサ》とゆっくり並べている間に、相手は《パーフォロスの槌》《ニクスの祭殿、ニクソス》《ボロスの反攻者》とガンガン並べ、《モーギスの狂信者》。
これで10点受けた上に生物全てに速攻で殴られ、なすすべも無く負け。
2戦目:○
先手。相手1マリガン。相手が土地1枚で数ターン止まって勝ち。
3戦目:○
後手。相手1マリガン。またも相手が土地2枚で数ターン止まって勝ち。
1戦目のブン回りが嘘のように、2,3戦目事故でした。マジックの闇。
この時点で折り返しすぎて5-1。TOP8までは負けられないまでも、賞金には手が届きそうか、と思ってました。
◆7回戦:ナヤオーラ ××
1戦目:×
後手。相手の動きが《林間隠れの斥候》⇒《向こう見ずな技術》⇒《魔女跡追い》⇒《向こう見ずな技術》+《セレズニアの魔除け》。
見事な先手4KILLでした。どないせーと。
2戦目:○
先手。相手の《林間隠れの斥候》×2と《夜帷の死霊》を封印した《岩への繋ぎ止め》に対し、《漸増爆弾》。
しかし追加された《空殴り》が止まらず、《魔女跡追い》と一緒に攻勢を維持されてしまう。
こちらも展開しつつ《霊気化》でダメージレースを捲りに行くが、《ひるまぬ勇気》が《空殴り》に付いて負け。
遂に当たってしまったナヤオーラ。そこそこサイドボードの枠を取っていましたが、それでも無理でした。
◆8回戦:黒単t白 ××
1戦目:×
後手。初手からスペルを2枚しか引かずに負け。
2戦目:×
先手。1マリガン。《思考囲い》で《夜帷の死霊》を抜かれ、見逃された《海の神、タッサ》にはもちろん《神送り》。
それ以降スペルを1枚しか引かずに負け。
突然引きヌル2連続。どうやら幸運が逃げたらしく、いつもの引き弱な感じが戻ってしまいました。
それにしたって、2戦でスペル3枚しか引けないのは流石に……
◆9回戦:セレズニアビート ×○×
1戦目:×
先手。《審判官の使い魔》からスタートし、相手の《復活の声》に合わせて《急速混成》から3/3のアタッカーを用意。
これを相手は《復活の声》でチャンプブロックしてくれたが、土地が詰まって思うように展開できない。
それでも相手がマナクリを並べるだけだったので《海の神、タッサ》が間に合うが、《ヘリオッドの指図》から突然の16点パンチを喰らって負け。
2戦目:○
先手。相手ダブマリ。相手の《羊毛鬣のライオン》を《家畜化》し、攻勢を維持して勝ち。
3戦目:×
後手。相手の《漁る軟泥》を《潮縛りの魔道士》で縛る立ち上がり。
《オレスコスの王、ブリマーズ》に対し《急速混成》を合わせ、《凍結燃焼の奇魔》で地上を止めるが4枚目の土地が1ターン詰まる。
相手はマナクリ連打から《霧裂きのハイドラ》X=5を走らせ、いきなり猶予3ターン。
返しに運良く4枚目の土地が引けたので、《波使い》⇒次ターンに《波使い》で一撃死を狙うが、縛っていた《漁る軟泥》のライフゲインを忘れており1点ライフが残ってしまう。
それでも返し《霧裂きのハイドラ》アタックでは2点足りないのでワンチャンあったが、しっかり《セレズニアの魔除け》を引かれて負け。
1戦目は相手の動きから5マナのコンバットトリックを持っている雰囲気でしたが、勝手に《加護のサテュロス》だと決め付けたために負けました。
《ヘリオッドの指図》の可能性を考えられていれば延命からの《サイクロンの裂け目》超過ワンチャンが狙えていたので、完全にプレイミスですね。
という事で、5-1からの3連敗で5-4ドロップでした。調子に乗るとすぐにこれだよ!
負けた試合は事故が多いですが、最後のセレズニア戦などは対ビート用のカードを削った事が原因だと思われます。
特に《雲ヒレの猛禽》が居ないことで飛行戦力が落ち、ライフを詰める動きが弱くなっているので改善が必要かもしれません。
今日は久々にデッキ解説と9回戦レポートということで、かなり長い日記になってしまいました。
それでも読んで頂いた奇特な方々、こんな日記に目をかけて頂きありがとうございます。
次はゲームデーとモダンシーズンに向け、頑張っていく所存です!
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