M14からのルール変更について
2013年5月23日 考察 コメント (3)今日は日記を書かないつもりだったんですが、衝撃的なルール変更のお知らせがあったので、思わず。
結構大きな変更なので、各環境に与える影響がどうなるか、今から見ものですね。
まず、変更されるルールをざっくり見てみます。
◆レジェンドの対消滅ルールの変更
対消滅の処理が「同じレジェンドが同一コントローラーの場に居る時に、片方を選んで墓地に送る」になります。
ポイントは「同じコントローラー」の部分と「片方を選んで墓地へ」の部分ですね。
これにより、同じコントローラー内でしか対消滅が起きないので《クローン》系統で対戦相手の伝説の生物を除去する事が出来なくなりました。
また同じレジェンドのうち片方しか墓地に送られないため、CIP持ち同名レジェンドを多めに採用し易くなります。
具体的には《ヴェンディリオン三人衆》が主なところでしょうか。
◆プレインズウォーカーの対消滅ルールの変更
ほぼレジェンドルール変更と同様です。同一コントローラ内でしか対消滅せず、片方しか墓地に落ちません。
これにより、PWの使い捨てが安易にできるようになりました。
《ヴェールのリリアナ》で生贄効果を連打したり、《ドムリ・ラーデ》で格闘効果を連発できます。
また、対戦相手と共有できるため、レガシーにおける《精神を刻む者、ジェイス》先置きの利が薄くなります。
◆「破壊されない」が属性から能力へ
パーマネントに持つ属性だった「破壊されない」効果が、そのオブジェクトの持つ能力になります。
つまり、能力を無くす効果で「破壊されない」を消すことができるようになります。
もう色々な人が書いていますが、《ファルケンラスの貴種》を《変化/点火》で破壊できるようになります。
◆土地を置ける回数数は共通の管理体勢に
1ターンに土地をプレイできる回数は、追加の回数+1回となる。
上記の文はかなり簡略化して書いてるので何が変わったか分かりませんが、つまり「何の効果で追加の土地をプレイしているか」を換算しなくなりました。
これにより、《踏査》の出し直しや《ムル・ダヤの巫女》のブリンクで土地を置く枚数を増やせなくなります。
パーマネントによる「土地のプレイ回数」の増加は、そのパーマネントが場に出ていないと効果を及ぼさないためです。
例)
《踏査》を3枚コントロールしており、このターンに土地を4回プレイした。
現時点で土地を置ける回数は「追加分3回+1回」の4回であり、これ以上土地はプレイできない。
ここで4枚目の《踏査》を置いた場合、「追加分4回+1回」となるため5枚目の土地がプレイ可能。
しかし《踏査》を《ブーメラン》し出し直した場合、「追加分3回+1回」という状況は変わらず、5枚目の土地はプレイできない。
◆サイドボードの枚数は0~15枚になり、サイドチェンジ後に枚数が変わっていても良くなる
サイドボードの枚数は0~15枚になります。また、サイドチェンジ後にメイン枚数が増え、サイド枚数が減っていても問題ありません。
サイドボードが0or15枚だったのが0~15枚になったのは分かり易いと思います。
問題は後者。これはつまりサイド後にサイドボードの枚数が変わっていても良い⇒サイドアウト以上にサイドインしても良いという事になります。
私はデッキ密度を崩したくないのでメイン60枚サイド15枚を崩さないつもりですが、かなり変則的なサイドチェンジができるようになったので覚えておきたいですね。
以上が変更点です。何か間違っていたらコメントで指摘をお願いします。
次にざっくりと各フォーマットに与える影響を考えてみます。
◆スタンダード
・トラフトの対消滅がし辛くなる。
・《変化+点火》が《ファルケンラスの貴種》対策になる。
・デカガラクの対消滅用チビガラクに意味が無くなる。
◆モダン
・《ヴェンディリオン三人衆》の投入枚数を増やし易くなる。
・トロン同型戦の《解放された者、カーン》先置きが安心できなくなる。
◆レガシー(あまり分からないけども)
・《ヴェンディリオン三人衆》の投入枚数を増やし易くなる。
・《精神を刻む者、ジェイス》や《ヴェールのリリアナ》を先置きしても安心できない。
・対消滅狙いの《梅澤の十手》に意味がなくなる。むしろ互いに《梅澤の十手》という状況は色々と面倒。
・2枚目の《ガイアの揺籃の地》で大量マナを出せる。
・《Karakas》が対消滅しない。
◆EDH
・《クローン》系統でジェネラルが除去できない。《幻影の像》弱体化。
・CIP能力ジェネラルが使い易くなる……かも(シャルムなど)
・《トレストの密偵長、エドリック》を先に出したら、対戦相手のエドリックも出てきて世紀末になったでごさる。
・《鷺群れのシガルダ》《最後のトロール、スラーン》《霧を歩むもの、ウリル》は更に倒し難いジェネラルに。
こんなところでしょうか。プレイングで言えば、リリアナを殺さないプレイングが無意味になったりと細かく変わっています。
実際、採用するカードやプレイングが少し変わるくらいで、大きな影響は無さそうですね。(レガシーは分かりません)
適用は7/13からのようです。M14プレリの時期なのでまだまだ先ですね。
とりあえず、EDHシガルダはより力を入れて調整しておこうと思いますw
結構大きな変更なので、各環境に与える影響がどうなるか、今から見ものですね。
まず、変更されるルールをざっくり見てみます。
◆レジェンドの対消滅ルールの変更
対消滅の処理が「同じレジェンドが同一コントローラーの場に居る時に、片方を選んで墓地に送る」になります。
ポイントは「同じコントローラー」の部分と「片方を選んで墓地へ」の部分ですね。
これにより、同じコントローラー内でしか対消滅が起きないので《クローン》系統で対戦相手の伝説の生物を除去する事が出来なくなりました。
また同じレジェンドのうち片方しか墓地に送られないため、CIP持ち同名レジェンドを多めに採用し易くなります。
具体的には《ヴェンディリオン三人衆》が主なところでしょうか。
◆プレインズウォーカーの対消滅ルールの変更
ほぼレジェンドルール変更と同様です。同一コントローラ内でしか対消滅せず、片方しか墓地に落ちません。
これにより、PWの使い捨てが安易にできるようになりました。
《ヴェールのリリアナ》で生贄効果を連打したり、《ドムリ・ラーデ》で格闘効果を連発できます。
また、対戦相手と共有できるため、レガシーにおける《精神を刻む者、ジェイス》先置きの利が薄くなります。
◆「破壊されない」が属性から能力へ
パーマネントに持つ属性だった「破壊されない」効果が、そのオブジェクトの持つ能力になります。
つまり、能力を無くす効果で「破壊されない」を消すことができるようになります。
もう色々な人が書いていますが、《ファルケンラスの貴種》を《変化/点火》で破壊できるようになります。
◆土地を置ける回数数は共通の管理体勢に
1ターンに土地をプレイできる回数は、追加の回数+1回となる。
上記の文はかなり簡略化して書いてるので何が変わったか分かりませんが、つまり「何の効果で追加の土地をプレイしているか」を換算しなくなりました。
これにより、《踏査》の出し直しや《ムル・ダヤの巫女》のブリンクで土地を置く枚数を増やせなくなります。
パーマネントによる「土地のプレイ回数」の増加は、そのパーマネントが場に出ていないと効果を及ぼさないためです。
例)
《踏査》を3枚コントロールしており、このターンに土地を4回プレイした。
現時点で土地を置ける回数は「追加分3回+1回」の4回であり、これ以上土地はプレイできない。
ここで4枚目の《踏査》を置いた場合、「追加分4回+1回」となるため5枚目の土地がプレイ可能。
しかし《踏査》を《ブーメラン》し出し直した場合、「追加分3回+1回」という状況は変わらず、5枚目の土地はプレイできない。
◆サイドボードの枚数は0~15枚になり、サイドチェンジ後に枚数が変わっていても良くなる
サイドボードの枚数は0~15枚になります。また、サイドチェンジ後にメイン枚数が増え、サイド枚数が減っていても問題ありません。
サイドボードが0or15枚だったのが0~15枚になったのは分かり易いと思います。
問題は後者。これはつまりサイド後にサイドボードの枚数が変わっていても良い⇒サイドアウト以上にサイドインしても良いという事になります。
私はデッキ密度を崩したくないのでメイン60枚サイド15枚を崩さないつもりですが、かなり変則的なサイドチェンジができるようになったので覚えておきたいですね。
以上が変更点です。何か間違っていたらコメントで指摘をお願いします。
次にざっくりと各フォーマットに与える影響を考えてみます。
◆スタンダード
・トラフトの対消滅がし辛くなる。
・《変化+点火》が《ファルケンラスの貴種》対策になる。
・デカガラクの対消滅用チビガラクに意味が無くなる。
◆モダン
・《ヴェンディリオン三人衆》の投入枚数を増やし易くなる。
・トロン同型戦の《解放された者、カーン》先置きが安心できなくなる。
◆レガシー(あまり分からないけども)
・《ヴェンディリオン三人衆》の投入枚数を増やし易くなる。
・《精神を刻む者、ジェイス》や《ヴェールのリリアナ》を先置きしても安心できない。
・対消滅狙いの《梅澤の十手》に意味がなくなる。むしろ互いに《梅澤の十手》という状況は色々と面倒。
・2枚目の《ガイアの揺籃の地》で大量マナを出せる。
・《Karakas》が対消滅しない。
◆EDH
・《クローン》系統でジェネラルが除去できない。《幻影の像》弱体化。
・CIP能力ジェネラルが使い易くなる……かも(シャルムなど)
・《トレストの密偵長、エドリック》を先に出したら、対戦相手のエドリックも出てきて世紀末になったでごさる。
・《鷺群れのシガルダ》《最後のトロール、スラーン》《霧を歩むもの、ウリル》は更に倒し難いジェネラルに。
こんなところでしょうか。プレイングで言えば、リリアナを殺さないプレイングが無意味になったりと細かく変わっています。
実際、採用するカードやプレイングが少し変わるくらいで、大きな影響は無さそうですね。(レガシーは分かりません)
適用は7/13からのようです。M14プレリの時期なのでまだまだ先ですね。
とりあえず、EDHシガルダはより力を入れて調整しておこうと思いますw
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