さて、今日はGTCリミテ考察最終回。ボムレアのお話をば。
と言ってもボムはボムなので対処が不可能or厳しい場合が多く、覚えていても役に立たない事が多いでしょう。
なので実質最終回は前回の日記だったので、今回は蛇足として流し見してやってください。



◆白/White

《天使の散兵》
6マナ4/4飛行。各戦闘開始時に自軍全員に絆魂or先制攻撃を与える。
分かり易くダメージレースを覆してくれるレア生物。対戦相手の戦闘開始時にも誘発するので注意。
出たターンから仕事をするため即効性が高く、自ターンには絆魂を付けて一方的に殴れる生物だけで殴り、返しは先制攻撃で守るのが基本でしょうか。

《正義の勇者ギデオン》
4マナ忠誠度4のPW。能力は省略。
PWはボムになり易いが、こやつももちろんボム。
リミテでは生物が並びやすく、特に今回は進化や大隊、強請で生物が並ぶので忠誠度を貯めやすい。
結果、かなり対処しにくいPWとなり、奥義で盤面制圧ができる。

《発光の始源体》
7マナ4/7警戒。ETBでStP。
始源体の中では、ほぼ必ず仕事ができるETB能力と強大なサイズ+警戒で最も強いのではなかろうか。
唯一の欠点である重さも、能力がここまで強力なら気にならない。分かり易いボム。



◆青/Blue

《氾濫の始源体》
7マナ5/5飛行。ETBで対戦相手の墓地からインスタントorソーサリーを唱える。
5/5飛行という基本能力がまず強い。その上で相手の墓地から除去を使えれば、充分7マナ以上の仕事となるはず。
しかしリミテでは墓地にいつでも使える有用なスペルが落ちている事が少なく、ETBを活用する事は期待薄。

《シミックの干渉者》
3マナ0/1進化。自身の+1カウンターを好きなだけ取り除き、その分以下のパワーを持つ生物1体のコントロールを得る。
コンマジ系はリミテで常に脅威。しかしこのカードは下準備が必要で、かつ後半引いた時に即座に仕事をしないので使い勝手は悪い。
ちなみに対象生物のパワーは解決時にもチェックするので、トリックによるパワー増加に注意。
もちろん、コンバット中に攻撃生物に対して使わない事。湧血されたら目も当てられない。



◆黒/Black

《虚無の王》
7マナ7/7飛行。プレイヤーにダメージが通ったら、ライブラリーを上から7枚追放し、その中にある生物を自分の場に出す。
サイズ、ライブラリー掘削、生物補充とどれを取っても強いデーモン。気になるのはマナコストの重さとトリプルシンボルのみ。
相手にこのカードを出されたら、チャンプの連続をしてでも能力誘発を防ぐこと。1回起動されたらだいたい負け。
ちなみに生物を場に出す能力は必須なので、例え出したくない生物でも出さなければならない。

《オーガの貧王》
5マナ3/3。他のトークンで無い生物が死ぬ度に、1/1ネズミを出す。自軍のネズミに接死付加。
また分かり易く強い1枚。生物を除去するだけで接死持ちトークンを出す。盤面の制圧力が高い。
相手の生物が死んでもトークンが出るので注意。特に相手にした時、むやみなチャンプブロックは死期を早める。

《陰鬱の始源体》
7マナ5/4威嚇。ETBで対戦相手の墓地から1体リアニメイト。
他の始源体に比べ、基本能力の低さが目立つ。しかしETB能力は活用しやすい。
相手の墓地の生物が強いほど良いので特に必要ない時は出さずに手札に残しておくこと。



◆赤/Red

《五連火災》
3マナエンチャント。自軍生物が戦闘ダメージを与える度にカウンターが乗り、5つ取り除いて5点ダメージ。
生物が並びやすいボロスで使いたい逸品。一応使い回せるが2回目のダメージを飛ばす前に勝っている筈。
チャンプアタック、ブロックに意味を持たせ、5点ダメージはゲームを決めるにも除去するにも高い威力を持つ。
しかし盤面をひっくり返す力は無いため、使う時は序盤からしっかり盤面を作れるデッキにする事。

《ヘルカイトの暴君》
6マナ6/5飛行トランプル。対戦相手にダメージを与えたらアーティファクトを全て奪い、20個コントロールしたら勝ち。
基本能力がただただ優秀。このカードを止められる生物はおらず、チャンプブロックも許さないので対処しづらい。

《熔鉄の始源体》
7マナ6/4速攻。ETBで《反逆の行動》。
ゲームを決める能力が高い。相手の生物と一緒に殴れば、簡単に10点以上のダメージを叩きだす。

《破壊のオーが》
5マナ3/3二段攻撃。湧血5マナ。
湧血生物の中で、最も高いダメージを叩きだす。自身が湧血されても、湧血で大ダメージ。
特に湧血で使用した時は簡単に突然死が起こるので、相手が5マナ立てて怪しいアタックをしたら要注意。



◆緑/Green

《巨大オサムシ》
7マナ/7/トランプル。プレイヤーに戦闘ダメージが通ったら、自身を複製。
超巨大ゴキ○リ。一度攻撃を通すともう手が付けられない。圧倒的ボム。

《軟泥の変転》
4マナエンチャント。2マナと+1カウンター取り除きにより、取り除いた数のパワータフネスを持ったトークンを出す。
進化デッキ限定のボム。パワーかタフネスが低い進化生物2体で、2マナで熊を錬成し続ける無限機関に。
進化生物が必要なので無条件に強いカードではないが、一度回ると手が付けられないので注意。



◆ボロス/Boros

《軍勢の集結》
5マナエンチャント。アップキープにカウンターを置き、カウンターの数だけ1/1速攻トークンを出す。
これを場に出したら、あとはのらりくらりとターンを稼ぐだけで勝ててしまうであろうエンチャント。
トークン生成力が高く、1/1とはいえ速攻なので、膠着すれば素早くゲームを決めに行けるのがポイント。
また、エンチャントなので触りづらいのが良い。

《戦導者オレリア》
6マナ3/4飛行速攻警戒。アタックが《連続突撃》になる。
そもそも基本能力が強く、能力の割に軽く、自身でも6点の打点がある素晴らしい天使。あまり美人ではない。
連続突撃の能力は大隊と相性が良く、大隊能力を2回誘発させる事も。
色拘束が厳しいのでタッチでは使い難いが、ボロスをやる理由になる1枚。

《オレリアの憤怒》
XRWインスタント。X点ダメージを割り振り、プレイヤーに当てたらスペル詠唱不可。生物に当てたらタップ。
能力を見て強いと思い、インスタントと知って驚愕した1枚。膠着しやすいリミテではXも大きくなり易く、簡単にゲームを決められると思われます。

《炎まといの報復者》
4マナ3/3飛行。大隊で《稲妻のらせん》。
殴り合いになり易い環境での《稲妻のらせん》はタダ強であり、飛行のおかげで大隊も維持しやすい強力な天使。
4マナという軽さも強く、強いレアが軒並み重いこの環境では他のレアが間に合わないうちに盤面を掌握できるかも。

《鋳造所の勇者》
6マナ4/4。ETBで自軍の生物数だけダメージ。Rで+1/+0、Wで+0/+1。
プレリプロモその1。ETBダメージが期待できるよう、生物多めのボロスウィニーで採用したい。
サイズは普通だがウィニー構成で余り易い後半のマナを有効活用でき、タフネス補正で生き残らせ易いのが良い。
総じて、プレリプロモの中で最もクセが無く使い易いカード。



◆グルール/Gruul

《怒れる腹音鳴らし》
8マナ7/6トランプル。プレイヤーに戦闘ダメージを与えたら3枚《根囲い》。土地を捨てると3点ダメージ。
重い分超強力なボム。このカードが出たら、即座に除去しなければ簡単に盤面を掌握される性能。
このカードが出ている時点で8マナはあるので、残りの土地は全て火力にする事ができる。その上で土地の補給も可能。
どう考えてもヤヴァイが、8マナはかなり重いので活躍させるには丁寧な盤面構成が必要。

《一族の誇示》
XRGソーサリー。地上生物と飛行生物とプレイヤーのどれか1つ以上にX点ダメージ。
強くなった《火の玉》。つまりタダ強。飛行に触れられる数少ないカードの1つでもある。

《瓦礫鬼》
6マナ*/*。*はコントロールする土地の枚数。湧血3マナ。
プレリプロモその2。後半に突然死を狙える湧血能力が魅力。
普通に召喚するとただの6マナ6/6+αなのでそれほど強くは無い。
弱い事は無いが、割と早いタイミングで湧血してしまって使いきれない事が多そう。



◆シミック/Simic

《水深の魔道士》
4マナ1/1。進化。進化する度にドロー。
プレリプロモその3。プロモの中で最も軽く、アドが取れる優秀な生物。
盤面に影響を与えるまで時間がかかるのが難点だが、進化しつつ生物補充が出来るのが素晴らしい。
またプレリプロモが美しいのが利点。

《首席議長ゼガーナ》
6マナ1/1。自軍の最大パワー分+1/+1カウンターが置かれた状態で場に出る。ETBで自身のパワー分ドロー。
圧倒的なアドをもたらす可能性を秘めたギルドリーダー。3,4枚は引けるようにプレイしたい。
アドとサイズこそ優秀だが場に出てからはバニラなので、このカード以外の強さが重要。
ボムとして紹介してはいるが、デッキそのものの強さが問われる難しい1枚。

《生体材料の突然変異》
X(UG)(UG)インスタント。自軍生物はEOTまでX/Xになる。
《踏み荒らし》枠。インスタントなので突然死を狙い易いのが○。
見たまんまの使い方だが、+1/+1カウンターが絡むとサイズが変動する点に注意。



◆ディミーア/Dimir

《破壊的な逸脱者》
5マナ*/*。*は対戦相手の墓地の枚数。呪文を唱える度に土地が公開されるまで相手のライブラリーを掘削。
プレリプロモその4。ゲームを決める力だけで言えばプロモの中で最も高い。
場に出た際のサイズが小さそうなのは気になるが、すぐに育てられる上に巨大なブロッカーとして立てつつライブラリーアウトを狙える。
殴りかかると除去が飛んでくる(特に《強打》)ので、殴らず維持するのが基本か。

《精神削り》
XUBソーサリー。土地がX枚捲れるまでライブラリー掘削。
超強力ライブラリー破壊。後半ならX=6くらいで壊滅的なダメージを与える事が可能。
1枚でライブラリーアウト戦略が成り立つので、ライブラリーアウトを狙う構成じゃなくても採用できるのが○。



◆オルゾフ/Orzhov

《死盟の天使》
6マナ5/5飛行。死亡時に復活の呪文(トークン)を残す。
天使。美人。死なない飛行生物と能力は折り紙つき。
実は墓地からでないと復活できないので、《亡霊招き》が鬼門。しかし基本能力が強いので気にならない。

《無慈悲な追い立て》
6マナソーサリー。アーティファクトかエンチャントか生物かPWを全てリムーブ。
唯一の全体除去。全体除去が弱い訳もなく、しかもボムなエンチャントに触れられるのが○。

《幽霊議員オブゼダート》
5マナ5/5。ETBで2点ドレイン。終了ステップに追放することができ、その場合次アップキープに場に戻る。
サイズ優秀、能力優秀、除去耐性あり、能力にしては軽いと色拘束以外に気になる事がない生物。
膠着した場での毎ターンブリンクはゲームを決める力があり、インスタント除去でしか除去されないので対処にとても困る。

《宝庫のスラル》
6マナ4/4。強請。攻撃する度にアーティファクトか生物かエンチャントを墓地から回収。
プレリプロモその5。重いが生物再利用が強い。強請のタネを供給し続ける良カード。
回避能力が無くただ殴るだけでは討ち取られてしまうため、除去やトリックによるサポートが欲しい。




以上、ボムとプレリプロモの考察でした。蛇足にしては長くなってしまった。
週末のプレリはギルドパック有のシールドなので、普段よりボム環境になる事が予想されます。
つまりいつも以上に除去が重要なので採用は多めに。特に《忌まわしい光景》などのインスタント確定除去は積極的に採用!


さて、これでGTCリミテ考察は以上になりますが、今後シールドやドラフトをやった所感から更に色々書くかもしれません。
しかし今回は仲間内でしっかり練習するつもりなので、しっかりした考察はやらないつもりです。知識はチームの財産にしたいので。


明日は先週末に参加したGPT横浜のレポを今更ながら書くつもりです。
環境最後に参加した大きめのスタン大会は5-2の11位でした。ワンチャンTOP8もあったので悔しい限り。
と言っても今週からは次期スタンの事ばかり考えてますがw

コメント

あおのり@YR1
あおのり@YR1
2013年1月24日21:01

ボロスのプレリプロモは鋳造所の勇者だよ

ごらく
2013年1月24日21:34

>あおのり君
合ってね・・・?

ガッキー
2013年1月24日23:58

シミックのは?

ガッキー
2013年1月25日1:19

↑練達の生術師 は?

です

nophoto
Santiago
2014年1月6日3:03

Tip top stffu. I’ll expect more now.

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