特に載せるデッキが無かったので、最近流行っているらしいCawBladeへの対策を考えたいと思います。
そんなの分かり切ってるよ!って人も多いと思いますが、再確認だと思って。


まず、何よりも対策として重要なのは、「石鍛冶を迅速に除去する」事だと考えます。
剣や頭蓋は手札にいると出しにくく、特に剣は単体では仕事ができないので、石鍛冶への依存度が高いです。
石鍛冶のサーチ&プレイ能力があるから成り立っているデッキなので、その中核をいかに確実につぶせるかが1つの大きな分岐点になります。
逆に石鍛冶を放置してしまった場合、最悪一方的に殴られるだけの簡単な試合になってしまう事もあるので、超注意です。

幸い、石鍛冶はタフネス2の貧弱な生物。
除去する軽い手段だけでも《四肢切断》《稲妻》《噴出の稲妻》《焼尽の猛火》などがあり、それらを標準搭載できる赤単は確実にCawBladeに有利です。
現在はCawBladeの石鍛冶を嫌ってか、緑白アグロやコントロールでも《四肢切断》を入れているリストを良く見かけますね。


次に対策として挙げられるのはアーティファクト破壊です。
CawBladeには基本的に装備品が3~4枚ほどしか入っていないので、アーティファクト破壊は良く刺さります。
《躁の蛮人》《自然の要求》《神への捧げ物》あたりが有力候補でしょうか。
特に《神への捧げ物》は同系対決でよく見かけます。アーティファクトを使うデッキが多く刺さりやすいので安定したチョイスです。

逆にCawBlade側は、《太陽のタイタン》で割られた剣を回収したり、アーティファクト破壊を打ち消す事を狙います。
ただアーティファクト破壊を積むだけでは無く、壊すタイミングは慎重に見極める必要がありますね。


最後に挙げられるのはPW対策です。CawBladeが細い攻め手で後半まで戦えている理由は《精神を刻む者、ジェイス》の存在にあります。
名実ともに最強のPWである《精神を刻む者、ジェイス》ですが、よく見ると弱点は多いです。
《内にいる獣》のように直接PWが壊せるカードはもちろん、忠誠度の低さから《稲妻》も射程圏内です。
またバウンスがあるとはいえ数には対処できないので、先にクリーチャーを並べておくのも有効です。

しかし、CawBladeにはこれらの対策をものともしないPWも入っています。ご存じ《ギデオン・ジュラ》です。
こやつはクリーチャー戦に強く、忠誠度が高く、放置すると剣を持って殴りかかってくるとても厄介なPWです。
現在、《ギデオン・ジュラ》に対する明確な回答は見つかっていないと、私は考えます。
強いて言えば、その重さから《マナ漏出》に弱いのと、白絡みのデッキが対消滅を狙える事くらいでしょうか。
どちらも《ギデオン・ジュラ》を封殺できる決定的な解答になっていないので、今後の研究待ちです。


さて、つらつらと分かり切っているCawBlade対策を挙げましたが、結果的にCawBladeに安定して勝つなら赤単をやるのが一番でしょう。
石鍛冶を安定して除去し、アーティファクト破壊が積め、PWに強い。全部入りです。
事実、各地の日本選手権ではCawBladeに迫る勢いで赤単が活躍しています。
とはいえ赤単は緑白アグロが厳しく、緑白アグロはCawBladeとどっこいでヴァラクートに弱いです。
なので、今のメタゲームはだいたいこんな感じな筈。

Tier1:CawBlade
Tier2:赤単(バーン&ゴブリン)、緑白アグロ、ヴァラクート
Tier3:RGU系、DarkBlade、テゼレッター


という事でごらく流CawBlade考察でした。


PS:
電波を受信しました。《戦争と平和の剣》を2枚ほど募集します。
こちらは《解放された者、カーン》やら《ミラディンの十字軍》やら出ます。
トレードしてくれる方はコメントで!

コメント

通りすがりのゴブナイト
2011年6月14日19:43

私、ギデオン対策で微光角の鹿使ってました。
記事内でごらくさんも書いているように根本的な解決にはならないんですが、その1ターン稼がれることがカウ相手だと致命的になったりするので最後の押し込みには悪くなかったです。

ごらく
2011年6月14日20:46

>ゴブナイトさん
なるほど。確かにビートなら、その1ターンで勝てる可能性が高いですね!
ただ・・・あと1マナで対消滅が狙えるのが気になりますね(^_^;)

☆★
2011年6月15日13:12

獣はギデオンに効かない?

ごらく
2011年6月15日13:29

>☆★さん
獣は何にでも効く! ただし重い(^_^;)

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